アルミニウム素材を採用した上質な筐体でビジネスに最適
6万円台洗練されたデザインの15.6型ノートPC、狭ベゼルで作業しやすい (2/2)
2019年05月22日 09時00分更新
没入感の高いスリムベゼルのディスプレーを搭載
New Vostro 15 5000のディスプレーは、IPS方式のフルHD(1920×1080ドット)の非光沢パネルを採用している。視野角は水平垂直共に160度と広く、斜めから観たときの画面の色味の変化も少なめ。色再現性や階調表現力も高いので、写真編集や文書作成などにも安心して使用できる。
ディスプレーの左右のベゼル幅はおよそ7mmと細く、映像への没入感はかなり高い。ビジネスシーンでは紙の資料を観ながらパソコンで文書を作成する機会も少なくないが、本機のようにベゼルが細いとディスプレーの横に資料を並べて作業しやすく、書類作成が捗るのは思いがけないメリットに感じた。
New Vostro 15 5000のキーボードは標準的な日本語配列のもので、キーピッチは横が約19.05mm、縦が18.05mmとなっている。キーストロークは、計測してみたところ1mmちょっとと浅めだが、クリック感はしっかりあってタイプしやすい。キーボード面の剛性が高くたわみも少ないので軽快にタイピングでき、長時間使っていても手が疲れにくい印象だった。
タッチパッドは、クリックボタンが一体になったタイプ。パームレストなどに比べると表面が少しザラッとしており、手洗い直後や汗ばんで湿った指先でもスムーズに操作できる。若干ボタンが固めでボタンを押下しながらの操作がしづらく感じたが、その分、クリックしたかどうかがわかりやすかった。
なお、今回試したモデルには搭載されていなかったが、オプションで指紋認証リーダー(電源ボタン内蔵)やバックライトキーボードを選択することも可能だ。それぞれ1500円プラスするだけで搭載できるので、必要な人は購入時に選んでおくといいだろう。
洗練されたデザインと使いやすさを備えたデルのNew Vostro 15 5000。今回は、外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はその気になるパフォーマンスをチェックしていこう。
試用機の主なスペック | |
---|---|
機種名 | New Vostro 15 5000(ベーシックモデル・SSD搭載) |
CPU | 第8世代 Core i3-8145U(最大3.9GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620(CPU内蔵) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB M.2 PCIe SSD |
光学ドライブ | ー |
ディスプレー | 15.6型ワイド(1920×1080ドット) |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)+Bluetooth |
インターフェース | USB 3.1 Type-C(DP/PowerDelivery)、USB 3.1×2、USB 2.0、HDMI、有線LAN端子、ヘッドフォン/マイクコンボジャック、ウェッジ型ロック・セキュリティスロット、SDカードリーダー |
OS | Windows 10 Home(64bit) |