豊富なインターフェース、内部メンテナンスが気軽にできるワンタッチオープンケースなど
GeForce RTX 2080 mini搭載PCはコンパクトながら高スペックを発揮
2019年05月12日 11時00分更新
富士通クライアントコンピューティングが販売するデスクトップパソコン「ESPRIMO WD-G/D1」は、コンパクトながら負荷の高い動画編集や3Dゲームなどが快適に利用できるカスタムメイドモデルだ。コーエーテクモゲームスの「信長の野望・大志 with パワーアップキット」推奨モデルとなっているのも特長である。
試用するモデルのスペックは、CPUがCore i7-8700、メモリーが32GB、ストレージが約512GB SSD(NVMe)+約3TB HDD、GPUがGeForce RTX 2080 mini 8GBとなる。加えて、標準で21.5型ワイドのフルHD(1920×1080ドット)のノングレア液晶が同梱される。今回は、ESPRIMO WD-G/D1の使い勝手についてレポートしていこう。
高性能なパーツを備えたコンパクトブラックボディ
ハイエンドなデスクトップというと、どうしてもミドルタワーで結構スペースを取るイメージがあるが、ESPRIMO WD-G/D1はミニタワーを採用している。そのため、フットプリントがおよそ幅180×奥行きが304mmとA4サイズで設置と取り回しが非常にラクだ。それでいて内蔵するパーツは高性能なものばかりのため、「小さいボディーに高スペック」を実現している。
また、インターフェースが充実しているのもポイントだ。本体正面には、USB 3.1(Gen2 Type-A)とUSB 2.0(Type-A)をそれぞれ2基、さらにUSB 3.1(Gen2 Type-C)、マイク端子、ヘッドフォン端子を揃えている。そのほか、DVDスーパーマルチドライブを搭載しているのだが、ノートパソコンのような薄型タイプを採用しており、5インチベイと3.5インチベイを自由に使える構成になっている。
背面は、USB 3.1(Gen2 Type-A)、USB 3.0(Type-A)を3基、USB 2.0(Type-A)を2基、PS/2ポートを2基、有線LAN端子、ラインイン端子、ラインアウト端子を装備。映像出力はGeForce RTX 2080 miniより、DisplayPortを3基とHDMI出力1基のほか、VRゴーグル用のVirtualLinkコネクタを備える。また、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/b/ac)とBluetooth v5.0にも対応している。
同梱されているディスプレーは、正面下部に電源ボタン、明るさボタン、音量ボタン、MODEボタン、INPUTボタン、ECOボタン、MENUボタンを配置。入力端子としてはDisplayPortとDVI-D、D-Sub15Pin、オーディオ入力端子があり、使い勝手はかなり良好だ。
内部のメンテナンスが手軽にできるワンタッチオープンケースを採用
ケースは、左側面上部にあるレバーを持ち上げるだけでパネルが取り外せるネジを必要としない構造で、内部へのアクセスが非常にしやすい。中身も、電源を上に、データドライブであるHDDを下に配置しており、上部の5インチベイや3.5インチベイへの増設も手軽にできる空間が確保されている。
ESPRIMO WD-G/D1の主なスペック | |
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CPU | Core i7-8700(6コア/12スレッド、3.20GHz) |
GPU | GeForce RTX 2080 mini 8GB |
チップセット | Intel Q370 Express(micro ATX) |
メモリー | 32GB PC4-2666(8GB×4) |
ストレージ | 512GB NVMe SSD+3TB HDD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
インターフェース | PS/2コネクター×2、HDMI出力×1、DisplayPort×3、VirtualLinkコネクタ×1、USB 3.1(Gen2 Type-C)×1、USB 3.1(Gen2 Type-A)×3、USB 3.0(Type-A)×3、USB 2.0(Type-A)×4、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク出力×1、ヘッドホン出力×1、ギガビットLANほか |
電源 | 400W(80PLUS GOLD) |
サイズ/重量 | 180(W)×304(D)×375(H)mm/約8.0kg |
OS | Windows 10 Home 64ビット |