ムベヤ県職業訓練校はパソコン不足という問題を抱えている
先述したとおり、ムベヤ県職業訓練校では停電とパソコン不足という問題を抱えている。300人以上もの生徒が受講するロングコースはパソコン不足により、見て覚えるための授業がほとんど。また、停電を考慮して朝6時から授業を実施するという。
上記画像はWord 2007の授業をプロジェクターでしているショートコースの様子だ。ロングコースの生徒や先生たちの都合で授業がないと言われた生徒たちが受けている。現状、パソコンはロングコースの生徒が優先なので、ショートコースの生徒はなかなかパソコンが使えない。そのため、PCルームからパソコン1台を借りて授業しているのだという。限られたリソースを活用して授業を進めていると森口 加奈子氏は述べた。
「リユース事業などで社会に貢献していきたい」
5月7日、サードウェーブが寄付したThinkPad L540を含む10台のノートパソコンがムベヤ県職業訓練校に到着した(残り5台は別の地域の学校に送る予定とのこと)。寄付されたノートパソコンを実際に触れて、笑顔を見せる生徒たちの姿が印象に残る。
サードウェーブは製造・販売のほかに、使わなくなったパソコンをリフレッシュして新たに販売するリユース事業も展開している。今後、ユーザーが提供したパソコンをリフレッシュして寄付をするといったスパイラルを構築し、社会貢献へつなげるよう努めていくと田中氏は意気込みを語った。