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リユース事業などで社会に貢献していきたい

サードウェーブが15台のPCをアフリカの学校へ寄付 新たな社会貢献の形

2019年05月16日 10時00分更新

文● 市川

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ムベヤ県職業訓練校はパソコン不足という問題を抱えている

パソコンを触れずに見て覚えるだけの授業をしているロングコースの様子

 先述したとおり、ムベヤ県職業訓練校では停電とパソコン不足という問題を抱えている。300人以上もの生徒が受講するロングコースはパソコン不足により、見て覚えるための授業がほとんど。また、停電を考慮して朝6時から授業を実施するという。

プロジェクターを使ってWord 2007の授業をしているショートコースの様子

 上記画像はWord 2007の授業をプロジェクターでしているショートコースの様子だ。ロングコースの生徒や先生たちの都合で授業がないと言われた生徒たちが受けている。現状、パソコンはロングコースの生徒が優先なので、ショートコースの生徒はなかなかパソコンが使えない。そのため、PCルームからパソコン1台を借りて授業しているのだという。限られたリソースを活用して授業を進めていると森口 加奈子氏は述べた。

PCルームには約25~30台のPCがあり、朝8時から午後4時半まで利用可能。上記画像はルーム1で、ロングコースの合間にショートコースの生徒が勉強している

PCルーム2。ルーム1のパソコンを借りて授業もする

「リユース事業などで社会に貢献していきたい」

左からムベヤ県職業訓練校 プロダクションコーディネーターのラジャブ グリク氏、森口 智之氏、教員のブライアンラフ マングピリ氏

 5月7日、サードウェーブが寄付したThinkPad L540を含む10台のノートパソコンがムベヤ県職業訓練校に到着した(残り5台は別の地域の学校に送る予定とのこと)。寄付されたノートパソコンを実際に触れて、笑顔を見せる生徒たちの姿が印象に残る。

サードウェーブが寄付したノートパソコンを使用する生徒たち

 サードウェーブは製造・販売のほかに、使わなくなったパソコンをリフレッシュして新たに販売するリユース事業も展開している。今後、ユーザーが提供したパソコンをリフレッシュして寄付をするといったスパイラルを構築し、社会貢献へつなげるよう努めていくと田中氏は意気込みを語った。

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