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ほかにもバックアップ新製品「PowerProtect」、ミッドレンジ「Unity XT」など多数、DTW 2019レポート

AI/DL特化のGPU/IPUサーバーなど、Dell EMC製品の新発表まとめ

2019年05月07日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 米国時間2019年4月29日から5月2日にかけて開催された「Dell Technologies World 2019(DTW 2019)」。初日の発表は「Dell Technologies Cloud」や「Dell Technologies Unified Workspace」など、ヴイエムウェアやDell EMCといったファミリー企業の持つ力を統合したソリューションが中心だった。またマイクロソフトとDell Technologiesファミリーの連携強化による「Azure VMware Solutions」も発表されている。

 一方で2日目は、Dell EMCのインフラ製品群(サーバー/ストレージ/ネットワーク)を中心に、新製品投入や製品アップデートが数多く発表された。今回の記事では2日目の発表内容を整理し、詳しくお伝えする。

2日目基調講演にはデル テクノロジーズ バイスチェアマンのジェフ・クラーク(Jeff Clarke)氏、同 プレジデント兼CTOのジョン・ローズ(John Roese)氏、ヴイエムウェア CEOのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)氏らが登壇した

AI/ディープラーニングワークロード特化のGPU/IPU対応サーバー

 2日目基調講演に登壇したDell EMCプレジデント兼CTOのジョン・ローズ氏は、エンタープライズがデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するためのIT要件として「『エッジ/コア/クラウド』の各インフラが一緒になって(連携して)動作する必要がある」と説明する。

 そのうえで「コア」インフラ(データセンターやプライベートクラウドの領域)は6つの重要なポイント(特性)を満たすべきであり、Dell EMCの製品群ではそこに重点を置いてイノベーションを進めていると紹介した。具体的には「スケールアップ/スケールアウト」「NVMe/SCM(ストレージクラスメモリ)」「Software-Defined」「クラウド対応」「信頼性」「AI/機械学習技術の(自動管理機能などの)組み込み」の6つだ。

 「たとえば『PowerEdge』サーバーも、どんどん進化している。単なるハイパフォーマンス性だけでなく、セキュリティや(AI/機械学習活用による)自動化のテクノロジーも組み込まれている。それにより、より高価値なワークロードのインフラとして利用されるようになっている」(ローズ氏)

ローズ氏が挙げた現在のITインフラに求められる6つの特性。Dell EMCの製品開発でもこれが念頭に置かれているという

 そしてローズ氏は、新製品である「Dell EMC DSS8440サーバー」を発表した(一般提供開始は今年第2四半期から)。これはXeon-SPを2ソケット(最大48コア)、2.5インチSSDを最大10台(NVMeドライブ2台を含む)搭載する4Uサーバーだが、NVIDIA「Tesla V100」などのダブル幅GPUも最大10枚内蔵できる、AI/ディープラーニングの複雑なトレーニング処理に特化したモデルとなる。PCIeベースのファブリックも内蔵しており、GPU間での低レイテンシなI/Oを実現する。

 「(企業におけるAI活用においては)誰よりも速くAIタスクを走らせることができるハイパフォーマンスなインフラが重要だ。速く走らせた企業が(ビジネスにおいて)『勝つ』からだ」(ローズ氏)

AI/ディープラーニング処理に特化した新製品の「Dell EMC DSS8440」サーバー。NVIDIA「Tesla V100」などのGPUを最大10枚、フロント側に格納できる

 サーバー製品マネジメント担当SVPのラヴィ・ペンデカンティ氏によると、Dell EMCではこの用途向けサーバーとしてすでに昨年のDTWで発表した4Uサイズ/4GPU内蔵の「PowerEdge R940xa」サーバーをラインアップしている。しかし市場ではすでに競合から8GPU以上を内蔵する4Uサーバーも出てきており、今回新たにDSS8440を追加することでラインアップを強化した。

Dell EMC サーバー&インフラストラクチャシステム プロダクトマネジメント担当SVPのラヴィ・ペンデカンティ(Ravi Pendekanti)氏

 さらにDSS8440は、PCIeファブリックベースのオープンなアーキテクチャによって、将来的なコンポーネントのカスタマイズも可能だという。公式ブログの発表によると、Dell Technologies Capitalの投資先である英グラフコア社のIPU(Intelligence Processing Unit)搭載アクセラレーターカード「Graphcore C2」にも今年中に対応予定だ。IPUは機械学習アルゴリズムの処理に特化した設計のチップであり、DSS8440に8枚のGraphcore C2カードを搭載することで最大2ペタフロップスの演算能力が実現するとしている。

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