ゲーミング環境はパソコン本体以外にもディスプレーやマウス、キーボードなども重要になる。ディスプレーの場合、FPSやRTSメインであれば、応答速度だけでなくリフレッシュレートも結構スコアに影響が出るため、価格も高めの機種が多い。だが、ドスパラ公式通販サイトで販売しているViewsonicの「VX2458-MHD-7」は、1万9980円となっており、性能からするとかなりリーズナブルなディスプレーだ。今回はVX2458-MHD-7の外観をチェックしていく。
TNパネルを採用した23.6型ディスプレーは144Hz/応答速度1msに対応!
VX2458-MHD-7は、型番からもわかるようにほぼ24型である。厳密には23.6型となっており、解像度は1920×1080ドット(アンチグレア)だ。パネルはTNで、IPSと比べると視野角は狭いのだが、発色はかつてのTNパネルのイメージとは異なり、十分な性能を持っている。これはほかのTNパネル採用ディスプレーでも同様の傾向にあるので、気になる人は店頭でチェックしてみよう。
対応する入力は、HDMI1.4×2、DisplayPort1.2×1となっており、価格帯からすると相応であるが、だいたいのシーンにおいてパネルは1枚ないし2枚であるため、気になる人は少ないだろう。
スタンドは簡易なものとなるが、意外とガタツキは少なめ。軽い打鍵程度では微妙に動くことはなかった。力強い打鍵がクセである場合は、微振動が気になる可能性はどうしても生じてしまうので、打鍵が強めだと自負がある場合は、スタンド底部に転倒防止アイテムなどを取り付けてみるといい。なおスタンド込みで約4.08kgと少し重めである。
つぎにスペックを見てみよう。リフレッシュレートは最大144Hz、応答速度1ms(GTG、オーバードライブ時)となっている。描画枚数が多く、かつ低遅延であるため、タイミングが重要なゲームにおいて、たとえばリフレッシュレート60Hz、応答速度5ms(GTG)と比べると情報取得と入力の点で有利だ。
またLow input lag機能もあり、これは映像信号をモニターに遅延なく伝送するというもの。オンオフで体感できるかは、その人次第、もしくはコンディション依存となるが、まずゲームで試すよりは、文字入力でテストしてみてほしい。ゲーミングキーボードであればよくわかるハズだ。
細かい部分としては、2W×2スピーカーやVESA対応がある。スピーカーは背面上部にあり、そこそこの音質だ。ゲームプレー時はヘッドフォンである人が多いと思われるが、いちおう購入したら出音はチェックしておこう。
VX2458-MHD-7はVESA100に対応しており、背面中央部にネジ穴を確認できる。TNパネルの性質上、サブパネルにする場合、視野角の確認はマストとなるが、応答速度1ms(GTG、オーバードライブ時)とLow input lag機能を考えると、表計算アプリケーションにゴリゴリと入力する派にも適するので、純然に複数パネルでの作業環境を考える人にも刺さるパネルといえるだろう。次回はVX2458-MHD-7の使い勝手や144Hz駆動させる設定をチェックする。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | VX2458-MHD-7 |
画面サイズ | 23.6型 |
表示解像度 | 1920×1080ドット |
視野角 | 水平170度、垂直160度 |
輝度 | 300cd/m2 |
ダイナミックコントラスト比 | 800万:1 |
コントラスト比 | 1000:1 |
入力端子 | HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2×1 |
インタフェース | ステレオミニジャック×1 |
サイズ/重量 | およそ幅558.7×奥行229.65×高さ422.4mm/」約4.08kg(スタンドを含む) |
付属品 | 電源ケーブル、HDMIケーブル、HDMI-DVI変換ケーブル、DisplayPortケーブルほか |