「LINE Clova×ラーメンWalker」スキル開発記 第1回
朗報!スマートスピーカーで「ラーメンWalker」が使えるようになる!?
MENSHO TOKYOの美味い「ラム豚骨らーめん」を食べながらLINE Clovaのスキルを考える
2019年04月24日 11時00分更新
はじまりは「美味いラーメン店のことならなんでも聞きな!」の一言
男は東京・後楽園にある有名ラーメン店の前にたたずんでいた。
事の発端は数日前にさかのぼる。ムラリンは、たまたま入ったラーメン店が美味かったため、その情報を後輩編集者Aに教えたのだ。すると、早速その店に出かけた後輩編集者Aはその味がたいそう気に入り、後日、「あそこのラーメン、すごく美味かったです!また教えてください!」と礼を言ってきた。根っからおすすめ好きな性格だったムラリンは、「おう、なんでも聞きな!」と調子に乗って返答をした。それからである。
あろうことか、A以外の編集者にまで毎日のようにおすすめラーメン店を聞かれるようになったのだ。Aは編集部の伝達屋として有名な人物だった。Aが「ムラリンのおすすめに従えば間違いなし!」と吹聴して回ったに違いない。
これはいかん。実はそれほどラーメン店に詳しいわけではないムラリンは焦った。なぜ俺が自分で食べるわけでもないラーメンの情報を毎日調べねばならんのだ!そこで思いついたのが、いっそラーメンWalkerの中の人に相談してみるのはどうだろうか、ということだった。ラーメンWalkerのテレビ番組やサイトは、実は同じ角川アスキー総合研究所(アスキー総研)の別部署でつくっている。
早速内線電話をかけてみる。「おつかれさまです!アスキー編集部の村野ですが、実はちょっとご相談があって……」「●月●日●時。MENSHO TOKYO」ガチャ。こちらが要件を切り出す前に、それだけを言い残して電話は切れた。そうして●月●日当日、ムラリンはMENSHO TOKYOの前に立っているのである。
「ここがMENSHO TOKYOか……」
一流ラーメン店で待つ者たち
意を決して店に踏み入ると、店内はモノトーンを基調に、カウンターと壁面にかかった朱色の暖簾が指し色になりシックな和テイストの雰囲気。天井から下がった煮干しのシャンデリアが一際目を引く。
店内には、3人の客が待っていた。全員が黒い服装に身を包んだ3人は、男性2人に女性1人。女性は黙々と美味そうなまぜそばをせっせと口に運んでいる。
──「ムラリンさんですね?どうも。お待ちしていました」一人の男が口を開いた。
ムラリン「実はご相談があって…」
マツモト・D
店に入ってすぐに声をかけてきたのは、10年近くラーメン店を取材し続けているラーメンWalkerTV2などでディレクターを務める松本桂汰、その人だった。
仕事はできるが裏の顔も持つ男 カイ・サトー
もうひとりの男はカイ・サトー。彼もまたマツモトも認める角川アスキー総合研究所のラーメン愛好家だが、マツモトの弁によると、カイは仕事のできる男という表の顔のほかに、もう一つ裏の顔もあり、隠れた二面性を持つ人物だと言う。
次代を継ぐ女・モリ
そして紅一点、さきほどから一心不乱にまぜそばをほおばっている女性は、通称、次代を継ぐ女・モリ。新たにメンバーに加わった大型新人で、将来的にはマツモトの後継者となるべく修行中の身だと言う。
ムラリン「実はかくかくしかじかで困っているのです」
マツモト「なるほど。それなら我々が毎日変わって差し上げられればいいが、我々もそれほど暇なわけでもありません。どうしたものでしょうね」
ムラリン「いっそ、スマートスピーカーなんかが代わりに答えてくれれば楽なんですけどね……」
マツモト「それ、いいじゃないですか。ラーメンWalkerのスマートスピーカー向けのスキルをつくりましょう!」
カイ「おお、いいですね!ラーメンWalkerの売りのひとつにもなります」
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