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最新IoT&ガジェットニュース 第17回

無印良品がデザインした自動運転バスが実地走行へ

2019年03月21日 09時00分更新

文● 金子麟太郎 編集●ASCII編集部

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 フィンランドの自動車メーカー「Sensible 4」と「無印良品」がタッグを組んだ自動運転バス「GACHA(ガチャ)」の実地走行が2019年4月に開始される。

 Sensible 4はポジショニングやナビゲーションシステム、障害物検知機能などを開発し「雨や雪などの悪天候でも機能する」と説明。いわゆる全天候型の自動運転バスだが、GPSや360度カメラ、LIDAR、レーダーなども搭載している。

 一方の無印良品は同製品のデザインパートナーとして参加。車内空間は機能性にも優れており「身体の不自由な人でも乗車できる」とアピールする。

 車内は10人がけの座席に加え、6人が立ち乗りできる。前後にはヘッドライトやテールライトがそれぞれ設置されており、色や光量を変更できるLEDを採用している。

 無印良品はグローバルのYouTubeチャンネルにおいてコンセプト動画を公開しており、スマホアプリでGACHAを呼んだり、移動販売、移動図書館として利用できる将来像が描かれている。

 実車はすでに完成しており、まずは雪国フィンランドの都市エスポーにて、2019年4月から本格運用を開始する。2020年にはフィンランド国内外のさまざまな都市における走行も計画している。

筆者紹介:金子 麟太郎


 14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。



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