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乃木坂46メンバーやパラ卓球選手もゲスト登壇し開幕「CISCO DIGITAL JAPAN DAYS 2019」

シスコ「『つなぐ』がつくる未来の○○」を見せるイベント開催

2019年03月06日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 シスコシステムズが2019年3月5日から9日にかけて、東京ミッドタウンでオープンな参加型イベント「CISCO DIGITAL JAPAN DAYS 2019」を開催している。「『つなぐ』がつくるみんなの未来」をメインテーマに、「未来の街(スマートシティ)」「未来の教育」「未来の働き方」「未来のスポーツとエンターテインメント」の4つを体験/体感できる展示が並ぶほか、ITエンジニアや学生向けのクローズドプログラムもある。

「CISCO DIGITAL JAPAN DAYS 2019」は東京ミッドタウンのアトリウム(ガレリア地下1階)で開催されている(参加無料、11~21時)
「未来の街/教育/働き方/スポーツとエンターテインメント」という4つのテーマで体験型ブースを設置

 5日に行われたメディア向け内覧会では、スポーツ&エンターテイメント分野からのゲストとして、握手会イベントやコンサートでシスコのコラボレーションツール「WebEx Board」などを利用している乃木坂46のメンバー(松村沙友理さん、中田花奈さん、岩本蓮加さん)や、海外遠征先でのコーチとのコミュニケーションに「WebEx Teams」を利用しているパラ卓球の渡邊剛選手(シスコ所属)らが出席。シスコ日本法人 代表執行役員会長の鈴木和洋氏とデジタル体験についてのトークセッションを行った。

スペシャルゲストとして、シスコのコラボレーションツールを利用する乃木坂46のメンバーやパラ卓球の渡邊剛選手らが登壇した

「今日と新しい未来をつなぐ架け橋になりたい」

 冒頭のあいさつに立った鈴木氏は、シスコの企業テーマ「The Bridge to Possible」を引用しながら「これからのシスコは『今日と新しい未来をつなぐ架け橋になりたい』と考えている」と説明した(ちなみにシスコの企業ロゴはゴールデンゲートブリッジがモチーフ)。そのうえで、今回のイベントを通じて幅広い人に、シスコの考える未来像やそれを支える「つなぐ」ソリューションの価値を知ってほしいと抱負を語る。

シスコシステムズ 代表執行役員会長の鈴木和洋氏

 同イベントのオープン会場では、誰でも手軽にデジタル体験ができるソリューション展示が行われている。たとえば「未来の街」エリアでは、東京と京都をリアルタイムに結び、伝統的な提灯職人や舞妓さんとのコミュニケーションが図れるデジタル京都体験、京都・嵐山でも実証実験中のスマートサイネージシステム、街のイラストマップ上に未来のスマートシティが実現する機能を投影するスマートシティマッピングなどを展示している。

スマートサイネージシステムを通じて京都の舞妓さんと会話マップに触るとスマートシティが実現する機能をアニメで紹介する

 そのほか、サイバー攻撃/防御の実態を中高生でも楽しんで体験/学習できる「サイバーセキュリティゲーム/Cyship」(「未来の教育」エリア)、その場で撮影した顔写真から“お疲れ度”をAIが解析し、その数値に応じて濃さを調整してくれる「AIコーヒーマシン」(「未来の働き方」エリア)など、技術的に凝った展示もある。

未踏クリエイターの北村拓也さんら技術系学生が開発したサイバーセキュリティゲーム「Cyship」。脆弱性スキャンや攻撃、ファイアウォール防御などの要素をわかりやすくゲーム化「AIコーヒーマシン」はWebEx Teams、HyperFlex、Microsoft Azure、Google Cloud、IFTTTなどを使ったハイブリッド/マルチクラウドの簡単なショーケースでもある
「ARアクアリウム」は、電子ホワイトボードのWebEx Boardに描いたイラストがタブレット上のAR空間で“泳ぎ出す”という展示

 さらに事前申込制のクローズドプログラムとして、未経験者も参加できるプログラミングワークショップ、女子学生を対象にサイバーセキュリティに関するセッションを提供する「Women Rock IT」、企業の「働き方改革」担当者向けのシスコオフィス見学ツアーなども開催される。

乃木坂46とパラアスリート、それぞれのWebExコラボレーション活用法

 スペシャルゲストの4人は、いずれもWebEx BoardやWebEx Teamsといったシスコのコミュニケーションツールを利用した経験を持つという。

乃木坂46 松村沙友理さん乃木坂46 中田花奈さん乃木坂46 岩本蓮加さん

 乃木坂46の場合は、所属レーベルであるソニー・ミュージックエンターテインメントがライブイベントにおけるテクノロジーパートナーシップをシスコと組んでおり、シスコでは昨年夏の全国ツアーや「個別握手会」においてさまざまな技術提供を行っている。特にメンバーが直接触れたツールが、個別握手会の「ファン向けメッセージボード」サービスで使われたWebEx Boardである。控え室側に置かれたボードにメンバー全員がそれぞれメッセージやイラストを書き込むと、それが握手会場側のボードにリアルタイム表示される仕組みだ。

 「ファンの方に、リアルタイムに『こんな話題が話したいな』ということが伝えられるので、その後の握手会も盛り上がります。ファンの方にとっても、わたしたちにとってもありがたいです」「(WebEx Boardそのものの)使い方は簡単で、使いながら『こういうことを書けばファンの方に喜んでいただける』ということを学んでいった感じです。たとえばわたしが何か書いた横に蓮加(岩本さん)が返事を書くとか、そうしたメンバーどうしのやり取りがリアルタイムに見えるのが好評でした」(中田さん)

 「使うのが楽しくて、『今日はこんな衣装着てるよ~』とか、めちゃたくさん書いちゃいます(笑)」(岩本さん)

握手会でのファンサービスの一環としてWebEx Boardを活用、メンバーが思い思いにメッセージを書き込む(シスコのビデオより)

 また昨年の全国ツアーでは東京の2会場(明治神宮球場と秩父宮ラグビー場)で同時開催するという試みを行ったが、その中では両会場で同時に同じ曲を歌う演出があった。両会場の運営スタッフ間をリアルタイムにつなぐために、WebEx RoomやWebEx Boardにより本部およびスタッフルーム間を常時接続して、スムーズな情報共有を実現したという。

 「2会場でまったく違うセットリストの曲をやりつつ、途中の何曲かは同時に同じ曲をやるという演出でした。両会場が1秒もずれないようにやり取りするスタッフさんは大変だったと思いますが、この『つなぐ』技術のおかげでずれることもなく、ライブは大成功したので、とてもありがたいなと思いました」(松村さん)

 シスコ鈴木氏は、そのほかにも1000人を超えるバックステージのスタッフ間コミュニケーションを改善するために、スタッフ用Wi-FiインフラからWebEx Teamsによるチャット、WebEx Boardによる複数拠点での情報共有などの技術を提供したことを説明した。

 パラ卓球の渡邊剛選手は、身体障害や知的障害のある選手が競うパラ卓球の見どころについて、「もちろんパワープレイもあるが、選手によって障害もそれぞれ違うので、『相手を研究して弱点を突く』戦略」にあると説明。そして、ふだんのトレーニング時から2人のコーチとのやり取りに、WebEx Teamsによるビデオ会議機能を活用していると紹介した。

 「フィジカル(肉体面)のコーチとテクニカル(技術面)のコーチ、そして僕という3人それぞれが別の空間にいるところを、WebEx Teamsを使うことで、リアルタイムにひとつの情報を共有できます」(渡邊選手)

パラ卓球の渡邊剛選手。身体障害の程度によってクラス分け(車椅子の選手はクラス1~5、立位の選手はクラス6~10)されており、渡邊選手はクラス3に属する

 特に海外への遠征時でも、試合のビデオを日本にいるコーチと共有して、身体の動きなどについての細かなアドバイスをもらえる点が「アスリートとしてはとても助かっています」と語る。

 シスコ鈴木氏は、スポーツ選手も一般のビジネスマンと同じように忙しく「時間をいかに効率的に使うか」が非常に重要だと説明。「物理的に集まることなくバーチャルで集まって、ビデオを共有しながら戦略会議ができる」WebExシリーズのコラボレーションツールによって、すべての人をサポートしていくと語った。

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