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『ブラック・クランズマン』まずは素直に「面白かった!」と言いたくなる

2019年03月22日 16時00分更新

文● 上代瑠偉

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主役はデンゼル・ワシントンの実の息子?

 そういえば、本作の主人公であるストールワース刑事を演じるのは、ジョン・デヴィッド・ワシントン。彼は『グローリー』や『トレーニング デイ』などで知られる有名俳優デンゼル・ワシントンの実の息子である。

 父のデンゼルはリー監督の代表作『マルコムX』で公民権運動活動家のマルコムXを演じている。ジョン・デヴィッドも同じ作品に端役で出演していた。停滞気味だったリー監督を復活させたのがほかならぬ彼だった、というのは運命めいたものを感じさせる。

『ブラック・クランズマン』を今の時代に観る意味とは?

 もちろん、この作品にはエンターテインメント性だけではなく、リー監督らしい信念も込められている。1970年代を舞台にした本作に関して、彼は「これは、どこか現代を連想させる作品にしなくちゃいけない。観た人が、映画のなかの狂った世界を現代のぼくらが生きる世界をつなげて考えられるようにね」と語っている。

 この発言の意図がもっとも表れるのはラストだろう。ネタバレになるので詳しくは言えないが、観客を映画からまたたく間に現実に引き戻してしまう。1つだけヒントをいうと、この作品は日本より一足早く2018年8月10日に全米公開された。気になる人は、この日にちに注目すると良いだろう。

 『ブラック・クランズマン』は素直に映画を楽しみたい人だけではなく、従来の映画ファン、スパイク・リー監督好きにもおすすめできる映画だ。ぜひこの作品を劇場で楽しみ、大切に家に持ち帰ってほしい。

●公開情報
・『ブラック・クランズマン』(原題:BlacKkKlansman)
・監督・脚本:スパイク・リー 
・製作:スパイク・リー、ジェイソン・ブラム、ジョーダン・ピール
・出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
・配給:パルコ 
・宣伝:スキップ&NPC
・2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/映倫:G指定
・3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
公式サイト

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