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『パッドマン 5億人の女性を救った男』を観て、電動バイブの歴史を思い出した

パッドマン 生理用ナプキンで5億人を救った男

2019年04月28日 17時00分更新

文● 上代瑠偉

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生理用ナプキンに興味のある人は?

 朝起きるのが苦手な人は? 初対面の人と話すと緊張してしまう人は? そう、私も同じです。

 コピーライターの佐々木圭一さんによると、講演会のときはだれもが共感できることから話し始めると良いらしい。確かに、上記のような質問だったら、「あ。私も同じだ!」と思わず共感してしまうだろうか。しかし、次のような質問だったら、どうだろう?

 では、生理用ナプキンに興味のある人は?

 わたしの頭のなかには、ぽかーんとする読者の顔が浮かんだ。突然この質問をすると、変態と思われるかもしれない。

 賛否はあるものの、日本のドラッグストアでは生理用品を買うと、店員さんが慣れた手つきで紙袋に入れてくれる。生理はどこか恥ずかしいものという認識が共有されているのかもしれない。この状況が決して良いことだとは思わないが、毎月生理痛に苦しむ女性であっても、現状の日本では手を挙げにくいのではないか。

 だが、インドには生理用ナプキンで世界を変えた男がいた。本名はアルナチャラム・ムルガナンダム。人呼んで「パッドマン」である。彼の実話をもとにした映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』が2018年12月7日に公開された。2000年代のインドを舞台に、発明好きのラクシュミカントが妻のために生理用ナプキンを開発するという物語だ。

 年が明けてまもなく、著者は渋谷のシネクインで本作を観た。その際に記事を書こう思ったのだが、すでに上映館が残りわずかだったので断念した。4月24日にDVDがリリースされ、だれでも手に取りやすい状況になったと思う。今回はDVD化を記念して、「大人のおもちゃ」として知られる電動バイブレーションや生理用ナプキンの隠された歴史に触れつつ、本作の魅力を紹介しよう。

(次ページでは「日本にも女性たちを隔離する『月経小屋』が存在した」)

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