ジンギスカンに似ているが故の拒否反応
まず、あまりに匂いがリアル過ぎる。嫌いな人にとって、これは「臭い」と表記すべきタイプの匂いである。ジンギスカンが大好きな北海道民にはなんともないが、関東平野にお住いのみなさんには果たしてどんなものだろうか。
そして北海道民にとっては、これはジンギスカンなのか否かという問題になるだろう。匂いがあまりに似ているために、違和感、拒絶感も強烈なものだ。
「だってこれ焼きそばだし、ジンギスカンと違って当たり前じゃん」と言う人もいるかもしれない。ところが北海道には「ジンギスカン焼きそば」という料理が存在する。もともとジンギスカンをやっている鍋で焼きそばを焼き、ジンギスカンのタレで食べたらうまかったという話なのだが、最近では単品でご当地グルメにもなっているらしい。
だから北海道民にとって、焼きそばとジンギスカンの組み合わせに意外性はない。ところが「本物の」ジンギスカン焼きそばとも、やっぱりなんか違うのだ。
では、ここまでの話をまとめてみよう。ペヤングの「やきそば北海道ジンギスカン風」とは、ジンギスカンの概念によって構成された、ジンギスカン焼きそばとも似て非なるなにか。
ううむ。よくわからなくなってきたので、また明日食べてみよう。