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フェンダー新Bluetoothスピーカーはおしゃれで選んでも損はない

2019年01月26日 15時00分更新

文● 四本淑三

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パワーで押しまくるトルク感のある低域

 スピーカー構成は、上位機種であるMONTEREYの縮小版という感じだ。88.9mm径ウーファー2基、16mm径ツィーター2基の2ウェイ4スピーカー。合計出力60Wという、このサイズとしては強大と言えるパワーで駆動。それを受け止めるのが、ギターアンプのように木質素材で造られた、頑丈な密閉型キャビネットだ。

 フェンダーの企画・設計者はよほど頑固者が揃っているのか、このサイズのスピーカーで常態化したパッシブラジエーターは使わない方針のようだ。パッシブラジエーターは共振周波数を下げ、ボトムエンドを盛る効果は強力だが、ややもすると輪郭のぼやけた制動感のない低域になりがちだ。

 代わりに木質の頑丈な密閉型キャビネットを使い、パワーをかけてスピーカーユニットを駆動するという、古典的な手法でトルク感のある低域の粘り強さを演出している。力任せと言えばそのとおりだが、そこがフェンダーのブランドイメージと合致する部分であり、音作りの手法として納得させられてしまうわけである。

 パワーに余裕があるので、トレブル & ベースのトーンコントロールで調整できるゲインの幅も広い。低域をガッツリ盛った設定から、レンジの広いツイーターを生かしたクリーンサウンドまで、リスナーの好みや再生する音楽に応じて、いかようにも設定できる。

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