ファーウェイ通信 第93回
腕時計らしいデザインにウェアラブル端末として本格的な機能を装備
2週間バッテリー&スポーツシーンで活躍のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」レビュー
2019年01月30日 11時00分更新
HUAWEI WATCH GTを実際のサイクリングに用いる
ここからは、HUAWEI WATCH GTのトレーニングでの使用シーンを見ていこう。
まずはここのところ、筆者が健康管理のために意識的に行なっているサイクリングで使ってみた。使い方はシンプルだ。メニュー内の「ワークアウト」から「サイクリング」を選び、距離/時間/消費カロリーのいずれかの目標を設定して、スタートさせるだけ。目標を設定しなくてももちろんOKだ。
ひとまずは目標設定なしで出発してみた。走行中は、経過時間や距離、心拍数、速度を手元の画面で確認できる。HUAWEI WATCH GTは画面が大きく、画面レイアウトも見やすくデザインされているため、短時間で表示内容を把握できる。夜間にも使ってみたが、明るい表示で見やすかった。
また、画面を見なくても、トレーニングの状況がわかる仕組みもある。1km進むごとに、HUAWEI WATCH GTがバイブで知らせてくれるのだ。自転車の運転中は当然よそ見は禁物。画面を確認しなくても距離を把握できるだけでも十分にメリットがある。
さらに、目標設定してトレーニングをスタートすると、コーチング機能も加わる。今回はウォーキングで目標時間を設定して試してみたが、目標の50%に達すると、やはりHUAWEI WATCH GTがブルッと震えて教えてくれた。たとえば「1時間のウォーキング」という目標で、特に明確なコースを決めずに歩き始めて、50%になったら引き返すという方法でも目標を達成できるわけだ。
トレーニングを終えたら、メニューの「ワークアウト記録」から各種の記録を確認できる。ただ、これはスマホの純正アプリ「Huawei Health」で見たほうが、HUAWEI WATCH GTの画面よりも一覧性が高い。蓄積された記録をアプリ画面で確認することで、ダイエットや健康管理のモチベーションにもつながる。なお、Huawei Healthはファーウェイ製スマホはもちろん、Android 4.4/iOS 9以上の端末で利用可能だ。
トレーニングの軌跡についても、Huawei Healthアプリから確認できる。今回行なったサイクリングでもウォーキングでも、正確に記録してくれていた。スマホを持たずにHUAWEI WATCH GT単体で記録できるのは快適だし、次回のコース選びの参考にできる。
登山やハイキングのおともに!
負荷を見ながら登る速度を調整できる
次に、高尾山でのハイキングでも試してみた。メニューから「ハイキング」を選び、目標は特に定めずにスタート。せっかくなので、少し負荷をかけて山頂まで登ってみることにする。
トレーニングの負荷をコントロールするには、心拍モニタリング機能が役立つ。手元で現在の心拍数を確認しながら、歩く速度を調節する。HUAWEI WATCH GTでは、心拍数の数値によって「ウォームアップ」「脂肪燃焼」「有酸素持久力」といったゾーンが設定されており、色分けされて表示される。
今回は、なるべく有酸素運動が続くように心がけて登ってみた。心拍数の数値がオレンジ色のゾーンに入るように、ときどき手元を見ながら歩き続ける。急な坂道や階段を上ると、その直後に心拍数が跳ね上がる。当たり前と言えば当たり前なのだが、自分の身体の状態がひと目でわかるのは、単純に面白い。
HUAWEI WATCH GTには、「気圧計」や「コンパス」というアプリも用意されている。コンパスを地図と比べながら使ってみたが、正確に方角を表示していた。高尾山は初心者レベルの山ではあるのだが、これらのアプリは登山をサポートしてくれるだろう。
最後に気になるバッテリーの持ち。今回24時間ずっと着用して1週間連続で使用してみたのだが、バッテリー残量はまだ約60%。心拍と睡眠のモニターおよびスマート通知がONの状態で、測位ONでのトレーニング数回(合計60分程度)という使用状況だったので、比較的ヘビーな使い方だ。ヘビーユースで2週間という公称値どおりに十分使えそうという印象だ。
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