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さとうなおきの「週刊アジュール」第70回

Azure Monitorに「新しいVM正常性機能」

LinkuriousでAzure Cosmos DBのグラフデータ視覚化が可能に

2018年11月25日 10時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。「週刊アジュール」では、2018年11月18日~24日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Azure Monitor:VMの正常性

 Azure Monitorは、Azureにおけるフルスタックの監視サービスです。

 Azure Monitorでは、これまで、VMのさまざまなメトリックを監視することはできましたが、VMの全体的な正常性を表現するようには設計されていませんでした。

 新しいAzure MonitorのVM正常性機能では、主要なコンポーネントとその関係、それらのコンポーネントの正常性を測定する方法を指定する基準、異常な状態が検出されたときのアラートを表すモデルを使用して、Windows/LinuxゲストOSの可用性とパフォーマンスを監視できます。

Azure MonitorのVM正常性機能

Azure Site Recovery:ファイアウォールが有効化されたAzure Storageアカウント

 Azure Site Recoveryは、様々な環境のVMや物理サーバー間のディザスターリカバリー(DR)/移行サービスです。

 Azure Site Recoveryで、ファイアウォールが有効化されたAzure Storageアカウントがサポートされました。ファイアウォールが有効化されたAzure Storageアカウント上のアンマネージドディスクを持つVMを、ディザスターリカバリー(DR)のために別のAzureリージョンにレプリケートすることなどが、サポートされました。

Azure Cosmos DB:Linkurious Enterprise

 Azure Cosmos DBは、複数のデータモデル/APIをサポートしたグローバル分散型のNoSQLデータベースサービスです。

 グラフデータの視覚化プラットフォーム「Linkurious Enterprise」が、Azure Cosmos DBのGremlin APIをサポートしました。

Linkurious Enterprise

Azure SQL Database:SQL Server Management Studio 17.9.1

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 SQL Server Management Studio(SSMS)は、SQL Server、Azure SQL Database、Azure SQL Data Warehouse向けのデータベース開発、運用のための、Windowsで動作するツールです。

 9月にリリースされていた17.9に続いて、SQL Server Management Studio 17.9.1がリリースされました。このリリースでは、いくつかの不具合が修正されています。

Azure IoT Edge:Open Enclave SDK、Open Enclave/Azure IoT Edge Security Manager統合

 Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ(デバイス)側で実行できるようにするサービスです。

 「Azure Confidential Computing」は、TEE(信頼できる実行環境)を利用して使用中のデータを保護できるデータセキュリティ機能です。

 10月に、TEEベースのアプリケーション開発のための「Open Enclave SDK」がオープンソースになっていました

 今回、Open Enclave SDKがクロスプラットフォーム(Linux、Windows)で利用可能になったこと、および、Open EnclaveとAzure IoT Edge Security Managerとの統合のプレビューが発表されました。

 これによって、Azure IoT Edgeで、TEEベースのアプリケーションを実行できるようになります。

エッジでのConfidential Computing

 それでは、また来週。

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