CES 2019におけるLGエレクトロニクスのブースをレポートしよう。毎年正面を華やかに飾るOLEDビデオウォールを今年はリニューアル。55型の有機ELパネル260枚を並べて、緩やかな曲面を付けて雄大な“滝”をイメージさせるインスタレーションに仕上がっていた。
巻き取り式の有機ELテレビに足を止める来場者
8K対応ももちろんアピール
ブースに足を踏み入れると、最初に出迎えてくれるのは“巻き取り・立ち上げ式”の有機ELテレビ「R9」。複数のユニットを並べて、自動でディスプレーを上下させる展示に大勢の来場者が足を止めていた。価格や発売時期は明らかにされてないが、高機能サウンドバーも一体化しているので、かなりプレミアムクラスに位置付けられる製品になるだろう。
テレビの展示は88型有機EL、75型液晶による「8K」対応も強くアピールする。最新の映像処理プロセッサー「α9」が実現する高画質・高音質が体験できるスペースも各所に設けられていた。
同社製品は、AIアシスタントとしてLGオリジナルのThinQとGoogleアシスタントに2018年のプレミアムテレビから対応しているが、2019年モデルではさらにAmazon Alexaが、スマートテレビとしては初めて本体にビルトインする形で発売される。
アシスタントの呼び出しは付属リモコンのボタンを押す仕様。ThinQとGoogleアシスタントは同じボタンで操作する。2019年モデルのリモコンにはAlexaを呼び出すための専用ボタンが加わることになる。
この夏登場の4K対応の短焦点プロジェクターも
ディスプレー系の注目の新製品はほかにもプロジェクターがある。日本国内でも販売されているCineBeamシリーズに初の4K対応短焦点プロジェクターの「HU85L」が加わる。米国の発売時期は8月、予価は5900ドル(約63万円)。
膜面まで約7.1インチ(=約20cm)の投写距離で120インチの4K解像度の大画面を表示できる。webOSを採用するスマートOSのプラットフォームを搭載しているので、ネットワークに接続してのVOD配信やYouTubeの動画再生も楽しめる。AIアシスタントはThinQを搭載。
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