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オートサロンで展示予定!

トヨタの威信を賭けたニュル24時間参戦マシンのテストに潜入!

2019年01月10日 16時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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 2018年12月下旬、富士スピードウェイにてTOYOTA GAZOO Racingが6月20~23日にドイツで開催される第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するマシンのテストを実施した。今年のマシンはどんなものか。そしてなぜニュルにこだわるのかを探った。

TGRの歴史はニュル参戦の歴史

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が誕生したのは2007年。モータースポーツという極限の状況で新しい技術や方法を追求し、自らを革新しつづけられるか。

「クルマを鍛え、人を鍛える。それがやがてもっといいクルマづくりに生かされる」

 トヨタ自動車の豊田章男社長が常日頃から口にするこの言葉のもと、1周25km以上、荒れた路面や高い縁石、激しい高低差、ブラインドコーナーといった悪条件が揃った、世界で最も過酷なコースと言われる「ニュルブルクリンク」を24時間走り続けるレースに、トヨタ社員自らが製作したレース車両を持ち込み、社員メカニック・エンジニアで構成するチームで参戦している。

LEXUS LCのコクピット。パドルシフトを採用している

ルームミラー、サイドミラーともに液晶画面で映像表示する

リアのサスペンション部分。キャリパーは曙ブレーキ、サスペンションはKYBを採用する

 初年度(2007年)は中古で買ってきたアルテッツァを自分たちでモディファイし、豊田社長自らがドライバー”モリゾウ”としてハンドルを握った。翌年からは新車や開発中の車両を投入。その中にはLFAや86といったスポーツカーにとどまらず、SUVであるC-HRも含まれていた。

ニュルブルクリンクの厳しさを物語る頑強なタワーバー

サイドミラーの上、Aピラー上にカメラを配置。このカメラの映像がコクピットに映し出される

スワンネックの調整機構。フロントは固定され、リア側だけ動くようだ

2018年は打ちのめされたからこそ
今年は大きくアップデート

 2018年はニューマシンLEXUS LCをニュルブルクリンクに持ち込んだ。しかし、さまざまなパーツのトラブルが発生し、計約4時間半もの間ピットインすることになり、レースを96位で終えている。「昨年は打ちのめされました」と、ドライバーのリーダーである土屋武士選手は振り返る。

土屋武士選手

 「しかし、そこで得た知見が今年のマシンには生かされています。見た目は一緒ですが、中身はまったくの別物で、本当に2018年モデルからどこを挙げたらいいかわからない位に変わりました」

と自信のほどを表す。そんな2019年モデルを紹介しよう。

メインストレート上で停車するLEXUS LC

LEXUS LC。ボンネットが塗装されておらずカーボン地のまま

LEXUS LCを斜め前から見ると、ノーズがかなりスラントしているのがわかる

ピットに停車するLEXUS LC

富士スピードウェイの第3セクターを駆け上るLEXUS LC

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