事前の準備で、効率は格段に上がる
一番手間がかかるのが、レシートや領収書などの入力です。レシート類は科目と月別に分けておくのが手早く入力するコツです。
●よく使う科目の例
| 仕入 | 販売するための商品や原材料の購入金額 |
|---|---|
| 外注工賃 | 外注先への支払い |
| 地代家賃 | 家賃、月極め駐車場代など |
| 租税公課 | 印紙代や市役所等行政へ支払う手数料など |
| 水道光熱費 | 水道・電気・ガス料金など |
| 旅費交通費 | 電車賃・バス/タクシー代・宿泊費など |
| 通信費 | 電話・インターネット料金、はがき代など |
| 消耗品費 | 短期間で消費する事務用品など |
| 支払手数料 | 振り込み手数料など |
| 新聞図書費 | 書籍や雑誌の購入費用 |
| 車両費 | 自動車のガソリン代や維持管理費用 |
| 固定資産 | 1年以上使用する10万円以上の備品や機器 |
| 雑費 | 他の科目に当てはまらない費用 |
「科目」とは、お金の使い道の分類です。厳格な決まりはありませんが、例えば、ガソリン代が「旅費交通費」になったり、「車両費」になったり、とブレてしまうのはよくありません。迷わないように、あらかじめ何をどの科目にするかを決めて分けておくと間違いが防げます。
領収書はすべて入力すればいいってモノではない
主な控除
医療費、社会保険料、小規模企業共済などの掛金、生命保険料、地震保険料、寄附金など
領収書のなかには、経費に含まれないものもあります。所得税の計算には、収入から、「経費」と「控除」を引くので、控除に含まれる医療費や社会保険料などは「経費」に計上してはいけません。これらは確定申告書の控除の入力時に必要になるので、別にとっておきましょう。また、10万円以上の備品などの購入費は「減価償却費」として数年に分けて計上するので、10万円未満の経費は別にしておきます。








