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前田知洋の“マジックとスペックのある人生”第83回

超強力!?液晶画面クリーニング対決

高価格帯マイクロファイバークロスのスペック(日本製編)

2019年01月15日 12時00分更新

文● 前田知洋

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使用頻度が増したマイクロファイバークロス

 21世紀になり、使用頻度が増した製品…。といえば「スマホ」「ノートパッド」「大画面テレビ」などがあるかもしれません。しかし、筆者は「液晶画面クリーニングクロス」がチャンピオンではないかと、コッソリと思っております。筆者の場合、視力が落ちてメガネをかけるようになってから、1日に3~4回はクリーニングクロスのお世話になってるせいもあります。

 最初、いろんなモノのオマケでもらえる、小さくて薄いクリーニングクロスを使ってました。あれって、スマホの液晶フィルターを始め、何にでも付属していて溜まるばかりなので…。ところが、ある日、40センチ×40センチほどの大判のクリーニングクロスを撮影用のライトを買ったときに量販店でもらい、使ってみたらダントツに便利で快適なことに驚きました。

 それ以来、メガネやMacBookの画面、デジカメのレンズからiPhoneまで大判のクリーニングクロスで拭きまくりです。たとえば、クライアント先でプレゼンのとき、スリープ状態の暗い液晶画面に指紋がベタベタって、うっかりにしても、少しイメージ悪いと思うんですよね。

 「もう一枚欲しいなぁ」と、量販店に行ったり、ネット検索すると、大判のクリーニングクロスって、意外と値段が高め。今までミニサイズをタダでもらっていたので、そう感じるだけかもしれませんが…。

 というわけで、今回の記事の執筆にかこつけて、1000円代~2000円代のクリーニングクロスの対決をしようとまとめて購入。もちろん、自腹です!

 ただし、マイクロファイバーのクリーニングクロス、世の中に製品数が多すぎで価格もバラバラ…。なので、今回は大判で日本製で対決をしばりました。

筆者は仕事柄、ハンドクリームを使っているので画面やレンズの汚れも激しい

そもそもマイクロファイバーって何?

 マイクロファイバーは直径が8μm以下の極細の合成/化学繊維のこと。平均的な日本人の髪の毛の太さが0.08mn(800μm)なので、その100分の1ほどの太さです。そんな繊維で作られているため、吸水性や速乾性が良く、洗剤をつかわなくてもホコリや油などを良く吸着します。クロスが汚れたら洗うことができ、繰り返し使えるのも特徴です。

 今回購入した「エレコム PC用クリーニングクロス KCT-008GY」(税込1739円)と「エレコム TV用クリーニングクロス AVD-TVCC01」(税込2462円)は、分割型マイクロファイバー「ベリーマX」(KBセーレン)が使われ、くさび状の断面が汚れの微粒子も拭き取るそう。

 ちなみに、KBセーレンはカネボウから繊維事業を継承した会社。現代では化粧品会社としてよく知られるカネボウ化粧品は、1887年創業→「鐘淵紡績(1893年)」→「鐘紡化学工業(1949年)」→「鐘紡(1971年)」→「カネボウ(2001年)」→「カネボウ化粧品(2004年)」と変移。マイクロファイバーを含め、繊維テクノロジーの歴史は意外と古くからあることに驚きです。

パッケージ違いで同じ製品?!

 今回の対決で購入したのは、上で紹介したELECOMの製品2点とMicro Solutionの「WIPING CLOTH 101」(オープンプ価格/Amazon参考価格2480円)。

 3商品が手元に届いて残念だったことは、「エレコム PC用クリーニングクロス KCT-008GY」と「エレコム TV用クリーニングクロス AVD-TVCC01」がほぼ同じ製品な気がすること。おそらく、同じ製品でありながら標準価格やパッケージデザインが異なるのは、マーケッティングや流通数の違いだと想像しています。ただし、実売価格はあまり変わらないので購入時に心配は無用かと。そんなアクシデントから、今回は「エレコム TV用クリーニングクロス AVD-TVCC01」はずして、急遽、いままで愛用していた「GINZA yamano music」と表記のあるクロスを対決に参入させました(価格不明)。これは、たぶん楽器用。

寸法や厚みと質感は…

 最小サイズは「エレコム PC用クリーニングクロス KCT-008GY」の30センチ×30センチ。タオルハンカチくらいのサイズです。ただし、クロスの厚みは最も厚く、結構しっかりしています。

大判クリーニングクロス、それぞれの製品ごとのサイズ

 質感は「WIPING CLOTH 101」が鹿皮に似た肌触りと色で高級感があります。サイズは最も大きい50センチ×40センチ。毛足の柔らかさは、「WIPING CLOTH 101」>「PC用クリーニングクロス」>「楽器用」。ただし、楽器用は2~3年ほど使い、2~3度洗っています。そのハンディを考慮すれば十分健闘しているかもしれません。

 使いやすさは、表面に凹凸のあるMacBookのボディやキーボード部分には厚く毛足の長い「PC用クリーニングクロス」。メガネのレンズなど平面部分が多いモノには「WIPING CLOTH 101」が向いていました。

 とくに汚れがひどい場合は「PC用クリーニングクロス」のほうが毛足が長い分、汚れを抱き取る力が強い気がしています。だだし、高価格帯のクリーニングクロスはどれも高性能で、ほとんどの汚れが1~3回拭くだけで綺麗になります。

赤線の左側がクロス使用後。軽く1~3回拭くだけで指紋汚れやホコリがなくなる

 大判のクリーニングクロスは持ち歩きには不向きかもしれませんが、自宅やオフィスに常備しておくとクリーニング時間の節約にもなり、気分もいい、そんな製品です。

 大判クロスが未経験の方には、ぜひオススメ!ただし、繊維が極細なので、強い洗いや熱が苦手。汚れたら洗濯機のソフトモードか手洗いで、乾燥機やアイロンは厳禁なことを忘れないでくださいね。

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。

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