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半年の時を経て、あの夏がいまよみがえる

re:Union 2018 Osakaは幻のあのイベントの登壇予定者が目白押し

2018年12月25日 11時00分更新

文● 重森大

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でもやっぱりキラキラが気になる! 機械学習の話がカブっちゃった件

 re:Union 2018 Osakaでは、機械学習に関するセッションが2本用意されていた。ひとつはアマゾンウェブサービスジャパン 桶谷 拓也さんの「AWS上で実現する機械学習システムの構築と運用」、そしてもうひとつがハカルス 染田 貴志さんの「ハカルスにおけるAWSを利用した機械学習APIの構築と運用」だ。桶谷さんのセッションでは、機械学習システム構築における課題を提示し、それらの課題をAWSのサービスでいかに解決するかが提案された。その情報を補うかのように、染田さんのセッションでは、AWSの各機能を使った具体的な開発プロセスやシステム構成が語られた。

 うまく役割分担を演じた2人だが、これは予定調和ではなかった様子。順番が後になった染田さんはセッション冒頭で次のように語っていた。

「セッションリストをよく見てなかったんですよね。直前になって確認したら機械学習のセッションが他にもあって、しかもタイトルも似てる。しかも、僕のセッションの方が後。やばいと思って、慌ててさっき、資料の冒頭に桶谷さんのセッションとの違いを説明するスライドを追加しました」(染田さん)

ハカルス 染田 貴志さん

 という訳で、この段落の冒頭に書いた役割分担は染田さんの説明の受け売りである。開き直ってしまうが、桶谷さんのセッションはテンポが早く、開発サイクルや運用手法など、筆者のように手を動かさない人間には少々難解な話題が多かったのだ。これは桶谷さん本人も認めている。

「今日の論点は機械学習システムには継続的な改善サイクルが必要ということです。細かいサービスの内容などは端折って、全力で置いていく感じで話していきます」(桶谷さん)

アマゾン ウェブ サービス ジャパン ソリューションアーキテクト 桶谷 拓也さん

 エンジニアを置いていく感じで話をされちゃ、筆者のようなにわかにはお手上げ。ということで、見事に置いて行かれたのであった。

当日はAWSカフェもオープン、コーヒーを楽しみつつストリーミングで聴講も

 会場となったビルの10階には小洒落たカフェスペースがあり、10時から17時までの間はAWSカフェとしてコーヒーやスナックが提供されていた。プロジェクターが設置され、メイン会場の様子をストリーミングで聴講しつつ、コーヒーブレイクを楽しめるという趣向だ。

 休憩スペースが用意されていても、そこにいる間はセッションを聴講できないということが多い。筆者も大きなイベントの際はプレスルームで休憩を取るが、その時間帯のセッション聴講は諦めるしかない。しかしAWSカフェはメイン会場よりもゆったりしたスペースで、おいしいコーヒーを片手に聴講できた。長丁場のイベントだっただけに、とてもいい心配りだと感じるとともに、筆者もそっちでゆったり聴講したかったなと思うのであった。

イベントも聴講できる魅惑のAWSカフェ

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