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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第461回

気になるカロリーもチェック

グラコロ新味はおいしい? グラコロっぽくない、飲む「チーズグラタン」のよう

2018年12月05日 19時15分更新

文● ナベコ

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ソースたっぷりで、まるで「飲む」ような感覚に

 いただきまーす!

バクリといきます。

 口の中にめいいっぱい広がるクリーミーなソース。わっ。すごいなと思いました。バンズに挟まれたソースの量が多い。さらに、グランコロッケの中のホワイトソースと合わさるため、ソース感がダブルになるんです。溢れんばかりで、まるでグラタンを飲んでいるような気分になりました!

溢れんばかりのソースでした。

 想像していたよりチーズの風味の主張は控えめで、チーズソースというより、近いのはクラムチャウダー。鍋の底に残った濃いところに、チーズを削って足した。そんな感じでした。

 濃い。けど、塩気が濃いわけではありません。ミルク、クリーム、チーズ、白ワインといったホワイトソース系の素材が織りなす、コクやまろやかさが濃密でした。グラコロのバンズは弾力がある「ふっかり」したミルクパンなのですが、濃ゆさを受け止めているのがえらいです。コロッケの下の玉子ソースが優しさと安心感を与えてくれます。

 う~ん、リッチ。

食べかけのを失礼ですが、こんな感じ。とろ~ん。

 こぼれてくるソースを損じないようにと、濃密チーズ風味のグラタンの中を溺れるような感覚で、あっという間に食べきってしまいました。

 クリーミーでした~。ソースたっぷり。「濃グラコロ」は、さっきも書いたように「食べるホワイトソース、(ハンバーガーなのに)飲むグラタン」と言ってもいいでしょう!

 ただ、レギュラーの超グラコロを想像していると、惜しいところが。ソースのクリーミーな存在感に包まれるため、コロッケの衣のサクサク感をあまり感じないところ、キャベツのシャキシャキ感も目立ちません。

ふつうの「超グラコロ」とはかなり違う

新作の「濃グラコロ」。定番の「超グラコロ」。あなたはどっちが好みでしょう。

<濃グラコロに感激したところ>
・クリーミーなソースが溢れんばかりのたっぷりさでリッチ
・チーズの風味や塩気は適度に抑えられていて上品な仕上がり
・グラコロとは違った印象なので新鮮

<濃グラコロに「ん?」と思ったところ>
・コロッケの衣のサクサク感があまり感じられない
・キャベツのシャキシャキ感も弱く感じてしまう
・メリハリが弱い

 ウスターソース系のグラコロと、チーズ系のクリーミーなソースのグラコロ。食べきったあとの印象が別ものです。洋食屋さんで、カニクリームコロッケを頼んだ時と、クリームシチュー頼んだ時くらいの違いがあります。和食で言うと、もつ焼きともつ煮込みくらい違うかも。濃グラコロは、これまでのグラコロの枠を超えて振り切ったという意味も含めて秀逸。スタンダードな超グラコロが好みという人にとっては首をかしげるかもしれませんが、グラコロの幅が広がりましたよ。

 というわけで、「超グラコロ」と新作「濃グラコロ」は好みが分かれるものと思います。あなたはどちらが好きでしょう。ぜひ試してみたください! ヒパヒパ!

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書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

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