買い物の機会が増えるとストレスが溜まる?
多くの人が休暇を取る「ホリデーシーズン」。アメリカやカナダでは、とくにクリスマスから年末年始にかけての期間のことをいう。日本でも、年末商戦という言葉がメディアをにぎわせる時期でもある。プレゼント、イベントなど、なにかと買い物が増えるタイミングといえるだろう。
買い物をする機会が増えるということは、それだけ、消費者を狙ったサイバー犯罪が増える可能性があるともいえる。マカフィーの調査によると、アメリカでは、公共Wi-Fiなどを利用してオンラインショッピングしたり、不審なオンラインショップから商品を購入したりするなど、危険を顧みないオンラインショッピングの利用者が51%と半数を超えている。
また、消費者の56%が、購入にあたってお金を節約することができるなら、よく知らないWebサイトを利用することに抵抗がないと回答している。すなわち、ホリデーシーズンの買い物は「無防備」になりやすいのだ。
興味深いのは、回答者の79%は「ホリデーショッピング期間は金銭的ストレスが高まりがち」と回答し、さらに53%はこのプレッシャーによって「オンラインショッピング中に不注意になりがち」と回答していることだ。意外に思えるかもしれないが、「プレゼントを買わなくては……」「早く予約しなくては……」などといったストレスを感じてしまうのも、ホリデーシーズンの特徴なのかもしれない。
注意散漫な買い物によって、デジタルセキュリティへのガードを緩めてしまい、危険な結果を招く恐れがある。これはアメリカだけではなく、年末に買い物の機会が増える日本でも同じ危険性があると考えられるだろう。では、どのような対策が考えられるだろうか。