10月1日、『League of Legends』(以下、LoL)の世界最高峰の大会「League of Legends World Championshp」(通称:Worlds)が韓国・ソウルにできたばかりのeスポーツ施設「LoL Park」で開幕した。
この大会は全世界から集まった24チームが出場し、2018年最強のチームを決める大会だ。日本からは9月15日の日本FINALで勝利した「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)が出場した。
まずは観戦記の前に、Worldsのルールを紹介しよう。前述したとおり、世界中から多くのチームが出場するため、大会は「プレイインステージ」と「グループステージ]、「ノックアウトステージ」の3つのステージに分けられて進行する。
ひとつめのプレイインステージは、シード権を持たない12チームが出場する。プレイインステージのラウンド1は、4つのグループに分けられた12チームが1勝先取制の総当り戦を2回ずつ行い、上位2チームがラウンド2(プレイインノックアウトステージ)に進める。そしてラウンド2では、勝ち進んだ2チームが3勝先取制の対戦を行い、勝利した4チームだけが次の「グループステージ」にコマを進められる。
我らが日本代表「DFM」は、Worlds初日のプレイインステージを1勝1敗で終えた。そして中一日をはさんだ10月3日の第3、4試合は、健闘むなしく0勝2敗という残念な結果に。しかし、DFMはグループ内でブラジル代表の「KaBuM! e-sports」(以下、KBM)とスコアが同じだったため、タイブレークが行われた。
世界に実力を見せつけた日本代表「DFM」
タイブレークの試合がスタートしたのは21時50分ごろ。DFMは前の試合からわずか15分しか休憩が取れておらず、しかも対戦チームKBMは本日の第2試合で負けている相手だ。
DFMにとって不利な状況が重なっているか……と思われていたが、試合がスタートするとDFMの強烈な連携プレーが爆発した。流れは序盤からDFMが優勢で、相手に隙を見せないままリードをし続ける。「LoLの試合は最後まで何が起こるかわからない」などという不安はどこ吹く風で、結果は終盤まで勢いが衰えなかったDFMが、試合時間わずか35分で勝利!
2017年までの日本代表はWorldsでコマを進めることが一度もなかったが、2018年10月3日、DFMが「プレイインステージラウンド1突破」し、歴史を塗り替えた。
DFMの勝利が決定すると、選手たちは一斉に拳を振り上げ、さらにメンバー同士が抱き合って喜びを分かち合っていた。夜の深い時間だったにもかかわらず観戦していた大勢のファンは、彼らの姿に感動し盛大な拍手をおくる。DFMのメンバーは相手チームとの握手で検討を称え合ったのち、ステージ中央に整列。応援してくれたファンに深々と頭を下げ、感謝の気持ちを伝えていた。
タイブレークのDMFは強さは圧倒的だったため、おそらく大勢のLoLファンに衝撃を与えたはずだ。そんなDFMの次の試合は10月6日で、相手は中国代表の強豪「Edward Gaming」。10月6日(土)17時からライブ配信が行われるので応援しよう!
タイブレークの動画はコチラ(06:01:48頃~)
■Worlds 2018で日本代表チームを応援しよう!
Worlds 2018の情報は、公式サイトhttps://jp.lolesports.comや、公式Twitterでhttps://twitter.com/Official_LJLでチェック!
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