Xperia周辺機器連載なのに、今回はまさかのテレビの登場です。Android TVを搭載したソニーの有機ELテレビ「BRAVIA A8F」シリーズをご紹介いたします。
BRAVIA A8Fシリーズをかんたんにご説明すると、4K解像度の有機ELパネルを搭載し、高輝度かつ高コントラスト、広視野角、高い動画応答性能により、動きの速いスポーツシーンも残像の少ない映像が再現できるのが特徴の製品です。
また、ディスプレー自体を振動させて音声を発する「アコースティック サーフェス」と背面のスタンドに内蔵したサブウーファーで、画面全体から聞こえる音による没入感は今までにはない体験。テレビもずいぶん進化したという印象です。
さて、今回ご紹介するモデルに限る話ではありませんが、Android TVを採用するBRAVIAに共通する機能として、Xperiaの活用例をご紹介しましょう。まず最初の特徴は、Xperiaをリモコンとして使えること。テレビの専用リモコンは音声検索できるなど便利な機能を搭載していますが、まだまだかゆいところに手が届かないのも事実。そんなときにXperiaを連携させると、一気にBRAVIAの活用幅が広がります。
「Video & TV SideView」アプリをXperiaにインストールしてXperiaにBRAVIAを機器登録しておけば、BRAVIAの便利リモコンに早変わり。物理ボタンで構成された付属のリモコンと同じように、配置されたアイコンをタップして直接操作できます。テレビのリモコンではよくありがちな、部屋の中でリモコンが行方不明になるという非常事態もなく、いつも肌身離さず持っているXperiaがリモコン代わりになります。
「みどころピックアップ」は、現在の人気などのカテゴリーで番組をランキング表示。横にフリックしてタブを切り替えると、「人気」「放送中」「映画」「ドラマ」「バラエティ」などのジャンル別に切り替え、かんたんにお気に入りの番組が見つかります。番組出演者の名前をチェックしたり、出演している他の番組を見つけたりといったことも可能です。
もちろん、番組表も最長1週間先まで確認できます。新聞の番組欄のような一覧性に加えてサクサクとスクロール。テレビ画面はそのままに、手元操作で即目当ての番組を見つけられます。もし外出先で気になる番組を見つけた際は、Xperiaからの視聴予約も可能。帰宅時に自宅Wi-Fiとの接続を感知して、現在放送中の人気番組を通知してくれる機能も便利です。
ちなみに、高価なレコーダーを買わずともUSBの外付けHDDを用意してBRAVIAと接続すると、テレビ録画も可能です。番組表からの録画予約はもちろん、視聴中の番組の即時録画も当たり前にできます。
さて、Android TVの最大の魅力はアプリを利用できることです。BRAVIAにインストールされているアプリ一覧を手元のXperiaでチェックして、アプリを起動できます。また、キー入力には使い慣れたXperiaのフリック入力が利用可能。リモコンからせっせと入力するよりも数倍も早くキー入力して検索できるので、ストレスも減ります。
タッチパネルのようにタップしてメニューを操作したり、BRAVIAでブラウザーを表示している際はマウスカーソルを操作するといったことも、物理ボタンのリモコンではできない使い方でしょう。
今の時代は、もう放送波に縛られることはありません。Android TVを搭載するおかげで、これまでの放送波を中心としたテレビ視聴だけでなく、たくさんのネットコンテンツが楽しめるようになりました。
代表的なものだけでも、YouTubeやNetflix、Hulu、U-NEXT、AbemaTV、Amazonプライム・ビデオ、GYAO!、dTV、DAZN、TSUTAYA TV、niconicoなど、映画やアニメに音楽など、あらゆるジャンルのコンテンツが充実したサービスを視聴できます。
リビングの大画面テレビでこれらのサービスが楽しめる一方で、寝室やキッチン、トイレでも続きが見たいといった場合には、やはりXperiaが活躍します。双方がアプリで管理されているため、お気に入りから視聴履歴まですべてを共有できます。大画面ならBRAVIA、移動しながらならXperiaといった使い分けが非常に便利です。
どこかに遊びに行ったり旅行先で撮影した動画や写真も、キャストボタンを押すだけでBRAVIAに映し出せるため、思い出を家族や友人たちといっしょに振り返るといった使い方もできます。
テレビを買い替えても「画質や解像度、音質が向上するだけ」というのはひと昔前の話。現在ではスマホをフル活用して、番組からネット動画にいたるまで、思い立ったら即時にコンテンツを探せます。
また、Xperiaで撮影した写真や4K動画を大画面で楽しむといったシームレスな使い方も優越感に浸れる場面。テレビの買い替えを考える際には、Android TVを搭載したBRAVIAを選択肢のひとつにするのが良いかと思います。
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