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夏の自由研究「北海道で水耕栽培」 日照不足で人工照明を試す

2018年09月08日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 たぶん人には「植物育てたい欲」みたいなものが備わっている。だから気候変動や天変地異で地球が人類の住めない場所になっても、きっと大丈夫だ。移住先の星や、宇宙船の中ですら植物を育てようとするだろう。

 だからあらゆるホームセンターの入り口はガーデニング用品で固められているし、ガーデニングしようにもガーデンがない下町の路地にだって、植木やプランターが一面に並んでいるのだ。昔から。

 そして私は、いまさらながら「横着じいさん」こと伊藤龍三さんの本を読んだ。野菜が収穫できる実利に、百均で材料がまかなえる適度なDIY性が加わり、誰にでも手軽に始められる趣味として、水耕栽培は広がりを見せているのだ。

 水耕栽培はブログ発の情報が豊かだ。お調子者の巣窟みたいな短文投稿サイトばかり見ていてはバカになるぞ(すみません、お調子者です)。

Image from Amazon.co.jp
かんたん水耕栽培 決定版!

 さあ、迫り来る全人類的苦難に打ち克つための、夏の自由研究もいよいよ終盤へ。SANEIの水耕栽培キット、ie・naのポンプは今日も静かに回って、植物の根に酸素と養分を送り続けているのである。

日照不足の影響?

 と、大仰な導入が終わったところで、我が家のチンゲンサイズ。無事発芽し、すくすくと育っている。いや育ってはいるのだが、なんだか様子が変なのだ(画像は8月12~16日までのチンゲン1号の様子)。

 最初は勢いがいいなー、と喜んでいたのだが、どうも全員、陽の昇る方向に向かってビヨーンと伸びて、なんだかスプラウト化しつつある。私の経験量が足りなすぎるのでなんとも言えないが、これは植物が間延びしたように伸びる「徒長(とちょう)」と呼ばれる状態なのではないのか?

 徒長というのは、日照量が足りず、気温が高いと起きる現象らしい。だったら、なるほど、そのとおり。日照量はたいしたことないのに、窓際なので温度だけは上がる。どうにも困ったもんだと思っていたが、チンゲンサイの諸君も困り果てていたのではないか。

 これに並ぶ異変はもうひとつ。根がスポンジの上に露出して、自立できなくなるという怪現象が起きた。異変は1号と5号で確認している。

 発芽して茎は伸びたものの、スポンジの切れ目に根を差し込み切れなかったらしい。スポンジが固すぎるのか、あるいは徒長と関係するのかもしれないが、とにかく根が浮いて倒れる。とりあえず立っていただかなければならないので、これは土坑栽培の土盛りと同じ要領で、スポンジを盛って自立させてみた。

 徒長だったとすれば、もう何をやってもダメらしいが、これ以降、日照量が大幅に回復するという保証もない。放っておけばもっと酷くなるだけだろう。なんらかの対策が必要だ。そこで……。

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