IFA 2018のファーウェイブースはスマートフォンだけではなくKirin 980のパフォーマンスデモや、IoT製品など数多くの展示物で来場者の興味を惹きつけていました。
ブース中央には今回発表されたKirin 980の体験ゾーンが設けられていました。Kirin 980搭載の「HUAWEI Mate 20」はまだ発売前のため、デモは開発用の基板を展示し、そこから外部ディスプレーに接続して行なわれていました。基盤に取り付けてあるディスプレーはHUAWEI Mate 20のものではなく、HUAWEI Mate 20のディスプレーサイズなどはブース担当者によると「まだ非公開」とのこと。
AI機能を使った写真の判定やゲームのグラフィック性能の高さ、またリアルタイムに人間の動きを感知するデモなど、Kirin 980の性能を実際に体験できます。ゲームのデモではブース担当者が基板を手に取り、慣れた手つきでディスプレーにタッチしてゲームプレーを見せてくれましたが、高速なゲームもスムースに動いていました。
昨年のKirin 970からファーウェイはチップセットの総合パフォーマンスとしてCPUだけではなくグラフィックやAI性能、さらにはモデム速度を強化していますが、Kirin 980はさらなる高速化が図られているため、Mate 20の実機のパフォーマンスが今から楽しみになります。
スマートフォンの新製品は無かったものの、新たにカラバリが追加されたHUAWEI P20 Proが展示されていました。本革を使ったHUAWEI P20 Proのブラックとブラウンは、肌触りがよく高級感を味わうことができます。なぜ今までなかったのかと思ってしまったほど違和感のない仕上がりを感じられました。999ユーロ、約10万円を超える価格も、この質感とLeicaのカメラなら納得がいきます。
Morpho AuroraとPearl Whiteの2色もケースを付けずに背面の色・仕上げを楽しみたいと思える製品です。グラデーションをかけたMorpho Auroraは海外で販売中のTwilight同様に神秘的な雰囲気も味わえます。
このほかには現在販売中の「HUAWEI Nova 3」と「HUAWEI honor 10」も展示。HUAWEI Nova 3は6.3型の大型ディスプレーに2400万画素+1600万画素のメインカメラ、2400万画素のフロントカメラを組み合わせたセルフィーを重視したカメラフォン。また、HUAWEI honor 10は5.84型ディスプレーにHUAWEI Nova 3と同じカメラ構成のhonorシリーズのハイエンドモデルです。なお、どちらもチップセットはHUAWEI P20 ProやHUAWEI Mate 10と同じKirin 970を搭載しています。
スマートフォン以外ではIFA 2018で発表されたIoT製品も展示されていました。AIスピーカーの「HUAWEI AI Cube」は3色展開となり、スピーカー部分のカラバリを変えた3モデルを展示。AIエンジンはアマゾンのAlexa。4Gモデムを内蔵しWi-Fiの無いエリアでも利用できます。
底面を見るとmicroSIMカードスロットを備えていました。スマートフォンとSIMカードを共用する用途には使われないことからマイクロサイズにしているのかもしれません。
HUAWEI LocatorはGSM/GPRSに加えNB-IoTにも対応したトラッキング端末です。ペットやカバンなどに取り付け、スマートフォンから位置を確認できます。この手のデバイスは電池の持ちが心配ですが、低消費電力のNB-IoTにも対応することで、一度の充電で長時間利用ができるとのこと。ただし、現時点では詳細なスペックは非公開とのことでした。
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