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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第210回

3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決

2018年07月30日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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500通スクロールテストでもXperia XZ2がリード

 ここからは実際に操作するテスト。まずはスクロールのタイムを競う。事前にGmailを500通受信しておき、片手操作で上から下へスクロール、500通目に達した時間を競う。Gmailのアカウントは各機種同じ、ストップウォッチを使用し、それぞれ3回計測を行い、最速と平均タイムを求めた。

  Xperia XZ2 Galaxy S9 HUAWEI Mate 10 Pro
最速タイム 16秒60 22秒00 23秒88
平均タイム 18秒06 23秒15 30秒76

 最速、平均タイムともにXperia XZ2が勝利。20秒を切っているのもXperiaだけ。スクロールのスピードは高速で、日時を見逃しそうになるほど。ときどきスクロールが止まるのだが、ブレーキがかかったような止まり方では無く、綺麗にピタリと止まる感じ。引っかかっている感じがせずに快適。

 それに続くのがGalaxy S9。意外だったのが手に持ったときのホールド感。スリムで握りやすいはずなのだが、やや落としそうになる場面があった。スクロールの指の動かし方が激しくなると手からずれやすい。そのためスクロール中に持ち直しが起こる。これが最大のタイムロスの原因。指の操作もたまに抜けている感触があり、もっと速くスクロールできそうでできないもどかしさがあった。

 HUAWEI Mate 10 ProはXperiaと同じように高速スクロールではあったのだが、指の側面が触れたときにタッチの反応が悪くなり、スクロールが進まないときがある。筐体の大きさが不利になったようだ。

文字入力は本体が一番大きいHUAWEI Mate 10 Pro

 文字入力テストも行なっている。Gmailの新規作成画面で下記の文章を入力し、そのタイムを競う。キーボードはフリック入力で操作し、予測変換は使わない。全文を入力し、通常変換のみ。各機種片手操作で3回テストし、ストップウォッチで計測、最速と平均タイムを掲載している。

●入力文章
「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

  Xperia XZ2 Galaxy S9 HUAWEI Mate 10 Pro
入力プログラム POBox Plus GALAXYキーボード 3.0.30.84 iWnn IME 2.11.1-HW-09
最速タイム 1分2秒06 54秒78 51秒29
平均タイム 1分2秒66 1分10秒46 1分1秒55

 筐体が一番大きいHUAWEI Mate 10 Proが最速、平均タイムどちらも勝利。予想外の結果となった。とはいえ、3機種のなかで最も片手操作がしづらく、なんとかと言ったレベル。やはり幅が広く、端のボタンは指を強く伸ばして入力する必要がある。ただ反応自体はよく、押し間違いが起きなければ1分は切れる。

Xperia XZ2

Galaxy S9

HUAWEI Mate 10 Pro

 横幅的には約72mmのXperia XZ2は、持ち替え時に縦横画面の切り替えが頻繁に起こった。センサーの反応が良過ぎたようだ。もちろん自動回転を固定にすればいいのだが、ゲームや動画のためにオンにしている人もいるだろう。今回は初期設定という統一条件でテストしているので不利となった。

 横幅が70mmを切っており、コンパクトなはずのGalaxy S9だが、今回もスクロール時のように落としそうになる場面があり、ホールド感がいまひとつという印象。また曲面部分に文字種などのボタンが表示されるとしっかり押しにくい。

 というわけで、実は3機種とも片手入力はやや苦手という印象だが、キーボードアプリはカスタマイズ可能なので、片手操作をより快適にすることは可能だろう。今回のテストはあくまで初期設定のままで行なった場合と見てほしい。

3駅通信速度比較! ドコモ回線のXperia XZ2が完勝

 3キャリアのスマホということもあり、通信速度のテストも行なった。JR横浜駅前、JR東京駅の東海道線ホーム、東京メトロ東西線浦安駅前で測定している。通信速度の測定にはWebサイトの「BNRスピードテスト画像読込み版」を使用し、各駅で上下各3回測定している。計測日は7月上旬の平日13~16時台。各駅での最高速度と全体の平均速度は以下の通り。

  ドコモ
「Xperia XZ2
SO-03K」
au
「Galaxy S9
SCV38」
ソフトバンク
「HUAWEI
Mate 10 Pro」
横浜駅
(下り/上り)
56.23Mbps
3.33Mbps
34.74Mbps/
1.74Mbps
18.73Mbps/
11.51Mbps
東京駅
(下り/上り)
14.70Mbps/
64.00Mbps
27.08Mbps
6.69Mbps
11.24Mbps/
13.00Mbps
浦安駅
(下り/上り)
47.13Mbps
12.40Mbps
18.62Mbps/
8.04Mbps
25.26Mbps/
4.87Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
32.62Mbps
19.71Mbps
20.89Mbps/
4.94Mbps
14.26Mbps/
7.85Mbps

 ドコモのXperia XZ2が全体平均で上下ともにトップで、下り平均32.62Mbps、上り平均19.71Mbps。安定して高速だった。一方のauのGalaxy S9は東京駅の下りでトップ。HUAWEI Mate 10 Proはやや不利な結果となった。

ブラウザーの表示時間では
Galaxy S9とHUAWEI Mate 10 Proが勝る

 最後に通信速度チェックと同じタイミングでブラウザーの表示時間もチェックした。場所は通信速度の3駅と同じ。Chromeアプリを使用し、PC版のASCII.jpトップページが完全に表示されるまでの時間を競っている。

 このテストも各駅で3回ずつ、ストップウォッチで時間を計測。また毎回キャッシュをクリアしている。

  ドコモ
「Xperia XZ2
SO-03K」
au
「Galaxy S9
SCV38」
ソフトバンク
「HUAWEI
Mate 10 Pro」
横浜駅 2秒95 2秒54 3秒08
東京駅 5秒44 2秒36 3秒32
浦安駅 3秒53 2秒68 2秒84
全計測の平均 4秒64 3秒39 3秒33

 今度は通信速度とは逆転。全体平均ではソフトバンクのHUAWEI Mate 10 Proがリードした。そして通信速度で圧倒したドコモのXperia XZ2はやや見劣りする。いつものことだが、このテストでは通信速度よりもソフトウェア側の影響が大きいようだ。


速度チェックではXperia XZ2が2勝目

 文字入力とブラウザーの表示時間で敗れたものの、ベンチマーク、スクロール、通信速度でリードしたドコモのXperia XZ2を速度チェックの勝利機種としたい。

 Galaxy S9はスリムな本体サイズを案外にも活かせなかった。一方HUAWEI Mate 10 Proは大ぶりなサイズの割に文字入力の勝利はあったものの、だからといって片手操作が快適とはやや言いがたいのも確か。

 今回はXperia XZ2があっさり2勝目。次回はカメラ勝負だが、残り2機種の巻き返しに期待したい。


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