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アップル、ソニーの良いとこどりした完全ワイヤレスイヤフォン「Jabra ELITE 65t」

2018年07月14日 12時00分更新

文● 四本淑三

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付けっぱなしで使える「Hearthrough」機能

 Jabraらしいところは、通話の音声品質の高さ。内蔵マイクは左右合計4つあり、これで環境ノイズや風切り音を排除し、話者の声を引き上げる。この性能は、音声アシスタントへのコマンドを確実にするだけでなく、外音取り込み機能「Hearthrough」の音質も向上させる。

 機能そのものは特に珍しいものでもないが、取り込まれる音の良さで言えば、この機種が一番だ。多少風に吹かれても風切り音がしないし、外音の特性に大きな癖や遅延もない。屋内、屋外問わずイヤフォンを付けている気がしないくらい自然。

 Hearthrough機能はイヤフォンのボタンでオンオフできるが、アプリを使うと、外音をミックスする音量や再生音のミュートなどの設定もできる。加えて、そうした設定とイコライザーを組み合わせたプリセットが用意され、状況に応じてまとめて切り替えられる。これもまるでソニー製品(WF-1000X)のようだ。

オープンエア型の感覚、若干気になる動画の音ズレ

 数少ないウイークポイントは、動画を再生すると音声の遅延が微妙にあること。映画なら口の動きと言葉が浮いてしまうし、ミュージックビデオならプレイヤーの動きとテンポが微妙に合わなくて、ムズムズする。本当に数十ミリ秒程度のものなのだが、AirPodsもEARIN M-2も、ここをきっちり詰めてきているから、比べないわけにもいかない。

 音のバランスは高いところにある。高域がすっきりしない、低域こもりがちのEARIN M-2に比べると、圧倒的にクリアで抜けがいい。上の帯域が自然で、Hearthrough機能できれいに外音が入ってくるところは、オープンエア型のAirPodsに近い。

 しかし、こちらは密閉カナル型なので、低域のボリューム感は最初から十分。そこをDSPで盛らざるを得なかった、AirPodsのようなわざとらしさはない。

 ただ、盛ろうが何をしようがもっとディープな低音が欲しいと言う人もいるだろう。ならばBOSEのSoundSport Free一択だ。ELITE 65tに搭載されている6.0mmのマイクロドライバーはよく頑張っていると思うが、最近のイヤフォン傾向からいえば、やや細めだ。

 ELITE 65tの良さは、まずNFMIによる確実な接続。装着感の良さ。高い遮音性を持ちながら、オープンエア型に近い抜けのいい音が楽しめること。おまけにHearthrough機能で、オープンエア型に近い感覚で使えること。これでコンペチターより6000円は安いのだから、やっぱりお買い得だ。

■関連サイト

四本 淑三(よつもと としみ)

北海道の建設会社で働く兼業テキストファイル製造業者。

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