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RPAの内製化を加速し、スケールさせる「ROBOPIT!」開始

「止まらないロボ」に向けRPAテクノロジーズとSHIFTが提携

2018年05月15日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 2018年5月14日、RPAテクノロジーズとSHIFTは業務提携を発表し、RPAでの投資対効果を最大化するRPA診断改修サービス「ROBOPIT!(ロボピット)」の提供を開始した。サービスはソフトウェアの品質保証やテストを専業で手がけるSHIFTが手がけ、エンドユーザーが安全・安心して利用できる「止まらないロボット」を提供する。

SHIFT ビジネストランスフォーメーション事業本部 菅原要介氏、SHIFT 代表取締役社長 丹下大氏、RPAテクノロジーズ 代表取締役社長 大角暢之氏

RPA導入企業の課題を解消する不調の診断や開発・改修を支援

 RPAの市場規模は右肩上がりで急成長しており、調査会社のレポートによると、今後200万人の労働者の仕事を代替する見込みという。その一方で、RPA導入企業には「ロボットが止まってしまう」「RPA人材が不足している」「業務の変化に耐えられない」「スケールできない」「不具合がある」「処理速度が遅い」などさまざまな課題があるという。こうした課題を解消すべく、既存のロボットも含めたロボットの診断・改修・メンテナンスを提供し、ロボット導入効果の最大化を実現する支援するのが「ROBOPIT!」になる。

RPA導入の課題とSHIFTの強み

 ROBOPIT!の診断サービスではロボットの不調を診断するとともに、ドキュメントやロボファイルの調査、トラブルの予測などを行なう。また、改修・開発支援サービスでは、診断結果に基づいた改修や業務自動化の理解、開発・運用手順などの取得を支援する。さらに改修後のロボットに対するテクニカルサポートも提供する予定となっている。診断レポートは、開発プロセス、パフォーマンス、事故リスク、業務運用リスク、保守メンテナンスなど5つのリスクを総合判定結果を表示するもので、最短5営業日で報告される。

 RPAテクノロジーズは、RPAプラットフォーム「BizRobo!」を開発しており、協働パートナーを介してさまざまなRPAサービスを提供している。設立された2008年以前からRPAのノウハウを蓄積しており、「デジタルレイバー」と呼ぶソフトウェアロボットはすでに2万体以上が導入されているという。また、10年で得たトラブルシューティング数や養成したエンジニア数も断トツで、これらは ROBOPIT!のサービスに活かされている。

 発表会に登壇したRPAテクノロジーズ 代表取締役社長の大角暢之氏は、「われわれの目的はRPAブームに乗ってロボットを販売することではなく、日本国内において誰もが当たり前にデジタルレイバーを作り、働かせる環境を普及させること」と述べ、今回の提携でRPAテクノロジーズとSHIFTの専門性と経験値を活かし、RPA導入企業の内製化を支援。実務能力の高いデジタルレイバーをスケールさせていきたいという。

RPAテクノロジーズ 代表取締役社長 大角暢之氏

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