キーボードが打ちやすいのは「HP ENVY 13」と「13インチ MacBook Air」
今回比較した3機種は、いずれも18~19mm程度のキーピッチを実現している。また、キーボードにバックライトが内蔵されているため、暗い場所でもキートップの文字が認識しやすい。しかし、打鍵感はかなり異なる。
そのうち、もっとも打ちやすく感じたのは「HP ENVY 13」だ。キーストロークが約1.8mmあって押したときの感触がよく、タッチタイピングもしやすかった。カチャカチャしたチープな音がしないのもナイスだ。「Home」キーや「Page Up」キーなどがいちばん右に配置されており、国産ノートではあまり見ない配列なので若干の慣れは必要だが、文字入力が多い人にはオススメできる。
「MacBook」は極薄の本体を実現するために、バタフライ構造と呼ばれる独自構造のキーボードが採用されている。実際に使ってみるとわかるが、キーストロークが非常に浅く、キーを押したときの感触が一般的なノートと大きく違う。12インチ「MacBook」初代モデルではそこが不評だったが、現行モデルでは打鍵感が改良されて以前よりは打ちやすくなった。ただし、ほかのノートのキーボードに慣れた人にはやはり違和感があるので、購入を考えているなら一度は店頭などで試してみた方がよい。
「13インチ MacBook Air」のキーボードは、キーストロークが「HP ENVY 13」に次いで深く1.5mm程度あり、タイピングしやすい。キー配列も標準的なのでほかの機種に慣れた人も戸惑いは少ないだろう。ただし、WindowsのノートPCに慣れた人だと「delete」キーと間違えて電源ボタンを押してしまいがちなので、そこだけは注意したい。