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MSIのゲーミングデバイスをプロチームの代表者が使ってみた

2018年03月05日 15時00分更新

文● 宇参 雄太(Irisviel) 編集●北村/ASCII編集部

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珍しい日本語配列のゲーミングキーボード+マウス
VIGOR GK40 Combo

メカニカル風メンブレンキーボードと人気形状のマウスのセットモデル「VIGOR GK40 Combo」。想定売価は税抜7480円

 搭載されているスイッチはメンブレンであるが、軸がきちんと1つ1つあるため、バネできちんと押下しているかのような打鍵感があった。

 そしてなにより驚いたのが日本語配列であること。さすがMSIといったところであろうか。この価格帯のゲーミングキーボードはだいたい英字配列なので、日本語配列の安価なゲーミングキーボードを求めている人にオススメしたい。

イルミネーション機能を内蔵したメンブレンスイッチを採用。発光色と発光パターンはキーで瞬時に変更できる

 マウスはRazer Deathadderによく似た形状なので、かなり持ちやすい。しかし本体の重量はやや軽く計測したところ約75gであった。また、コスト削減のためかサイドボタンがついていないのもエントリーモデルならではの仕様。

付属の光学マウス「CLUTCH GM10」。ホイールの発光色で現在の解像度(DPI)がわかる

 これぞエントリーゲーミングデバイスセットだと言えるが、エントリー製品に抵抗を感じる人も多いだろう。しかし、もともとの構成が非常に良いため、ヘビーユーザーでも大いに堪能できる製品に仕上がっている。

 ゲーミング市場は高級志向になりつつあるため、優秀なエントリーモデルは今後のプロモーションや、スポンサードしているチームのプロモーション力によっては非常に可能性が秘められている製品だと感じた。

時代の波に乗った有線ゲーミングヘッドセット
IMMERSE GH70

7.1chバーチャルサラウンド対応ゲーミングヘッドセット「IMMERSE GH70」。想定売価は税抜1万980円

 最近のゲーミングヘッドセット市場はUSB接続のサウンドアダプターが当たり前になりつつある。本製品のサウンドアダプターも詳細に設定できるため、そこらのサウンドカードには負けないカスタマイズができる。

 ゲーミングヘッドセットに一番求めるものは、方向性の正確度である。正確度を出すためには当然音質もある程度良くなければいけない。

 7.1ch仮想サラウンドは若干の音質劣化を犠牲に疑似的に立体的な音質に仕上げる機能のことを指す。方向性に関しては価格相応の感覚であり、筆者がPUBGで試したところ、斜め後ろの音に対してもしっかり把握できた。

ソフトウェアで発光色とパターンを変更する「Mystic Light RGB」機能をイヤーパッド部に搭載する

ケーブルにインラインボリュームコントローラーを装備

 製品はハイレゾ対応だが、ハイレゾはそもそもぼやけた音域をハッキリと強調させる機能であってゲーミングヘッドセットでは中音を強調させるチューニングがされている。そのため従来のハイレゾ対応を体感できるかというと、ちょっと微妙なところである。

ハイレゾ対応の50mmネオジムドライバーを採用。イヤーパッドはクロスとレザーの2種類が付属する

 想定売価は1万980円と思ったより安い。むしろこの価格であれば大人気ヘッドセットモデル HyperX「Cloud II」を軽く越せる性能を持っていると筆者は感じた。

筆者紹介――宇参 雄太/Irisviel

Team Creativesロゴ

 プロゲーミングチームCreatives代表 宇参雄太(うさみゆうた)はAlliance of Valiant Armsを初め2012年にCreativesをクランマスターとして結成。2017年よりプロ化を果たし現役プレイヤーからは外れ、現在はAVA部門(いとっちゃん)/PUBG部門(Acquire/バナナマン/8-bitPixels)/ソーシャルメディア部門(ポチンキ速報)/Streamer部門(motiko./もぃもぃ)を束ねる。

 実績のない中堅プロチームからスタートした中で日本で1番スポンサー契約(実績のあるプロチームを除き)を果たしている存在となっており、今やDMMが主催するPJSオフライン(PUBG)にバナナマンが出場を果たし実績を残している。今後はCreatives主催のオフラインイベントやスポンサーを増やし組織拡大へと繋げていくと発言。

Team Creatives

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