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MSIのゲーミングデバイスをプロチームの代表者が使ってみた

2018年03月05日 15時00分更新

文● 宇参 雄太(Irisviel) 編集●北村/ASCII編集部

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次世代スーパーハイスペックマウス
CLUTCH GM60

形状をカスタマイズ可能なゲーミングマウス「CLUTCH GM60」。想定売価は税抜8480円

 普通のゲーミングマウスと違ったスペックをたくさん秘めている最新型ゲーミングマウスといっても過言ではないゲーミングマウス。スペックを見て私が一番インパクトを受けたのがポーリングレートである。

 ポーリングレートとは、1秒間にマウスが情報を送信する回数で、この値が高いほどマウスの動作やボタン操作を、より素早く伝えられる。この数値が3000Hzもあるのだ。通常のUSBマウスで125Hz、ゲーミングマウスでも1000Hz程度なのが多いが、本製品はそれよりはるかに高い数値を誇る。

 筆者は残念ながらこのスペックの違いについて体感できなかった。むしろ体感できる環境もまだ数少ないのではないだろうか。ゲームによってはポーリングレートが高すぎると、エイムが乱れたり操作に不都合が出る場合もあるので、実はさほど重要な項目ではないのだが、誰もがあまり気にしないポーリングレートをあえて高めてきたことに、MSIのこだわりを感じる。

 また、最新のセンサーを搭載しているゲーミングマウスでも、素早く振るとマウス(トラッキングスピード)が反応しなかったりする製品があるのだが、本製品に関してはその心配無用だ。

パーツを組み替えることで、マウスの形状を好みにカスタマイズできる。パーツはマグネット式なので容易に着脱可能だ

 GM60は形状変換のカスタマイズも可能となっており、羽根の長さが違うサイドパーツと、高さが違うフロントパーツが用意されている。

 筆者は手が小さいため、形状がもともと大きいのは合わなかった。できれば少しでも小さくなるようなサイドパーツがもう1種類欲しかったところだ。

 ケーブルは2種類用意されており、長さも1mと2mがあるのはユーザー目線でありがたい。ケーブルは着脱可能なので、大会などで突然断線した場合も予備ケーブルをすぐに接続して使用できるので安心だ。

パットとの接触面が多いため、重量を感じやすくなっており安定度が高いのが魅力ではあるが、好き嫌いが分かれそうなソール形状である

 肝心のドライバー設定は、DPIが100刻み/DPI X軸Y軸個別変更可能/ダブルクリック速度変更可/スクロール速度変更可/リフトオブディスタンス(ハイ/ミドル/ロウ)選択可/アングルスナップ/RGB変更/ボタン割り当て変更と、ゲーミングに必要な機能がそろっている。ドライバーは英語ではあるが、日本語にせずとも理解できる程度なので問題ないだろう。

LEDライティングは他社のROCCAT製マウス「Kone AIMO」と同じライティングエフェクトを使っていると思われる。最新のRGBライティングのため、イルミネーションがより華やかに発色される

 スーパーハイスペックマウスの割に価格が案外安く、想定売価は税抜8480円と平均的なゲーミングマウスより若干高い程度。スペック・付属品・最新型の機能を搭載しているところをみると妥当な金額なのではないかと思える。

 この価格をユーザーがどう評価するか。MSI信者は多いので、Razerのようにすべて同一のメーカーでデバイスを統一するユーザーが多くなれば、1つの選択肢として選ばれる製品ではある。

 ちなみに、上位モデルの「CLUTCH GM70」も存在する。想定売価は税抜1万1800円。バッテリーを内蔵するため有線でも無線でも使用できるのが大きな違いだ。

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