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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第202回

Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較

2018年02月19日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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3駅の通信速度比較ではドコモのGalaxy Note8が大勝!

 久しぶりに3キャリアのスマホを取り上げているので通信速度のテストも行なった。JR横浜駅前、JR東京駅の東海道線ホーム、東京メトロ東西線浦安駅前で測定している。通信速度の測定にはWebサイトの「BNRスピードテスト画像読込み版」を使用し、各駅で上下各3回測定している。計測日は1月下旬の平日10~12時台。各駅での最高速度と全体の平均速度は以下のとおり。

  ドコモ
「Galaxy Note 8」
au
「isai V30+」
ソフトバンク
「Xperia XZ1」
横浜駅
(下り/上り)
81.88Mbps
15.23Mbps
46.20Mbps/
9.03Mbps
16.77Mbps/
8.42Mbps
東京駅
(下り/上り)
7.66Mbps/
16.00Mbps
34.74Mbps
9.75Mbps
34.67Mbps/
1.66Mbps
浦安駅
(下り/上り)
40.55Mbps
14.41Mbps
22.68Mbps/
8.37Mbps
30.30Mbps/
10.38Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
37.74Mbps
11.22Mbps
30.88Mbps/
7.59Mbps
22.54Mbps/
6.05Mbps

 1年ほど前のテストだと速度が出ている機種でも下リ20~30Mbps台だったが、今回は最速が81Mbpsと高速化が実感できた。

 その下り81.88Mbpsを出したのがドコモのGalaxy Note8、上りの速度でも各駅で全勝し、浦安駅では下り40Mbps超え。全体の平均でも下り37Mbps台、上り11Mbps台とトップとなっている。とはいえ東京駅では下り10Mbps以下になっている。

 auのisai V30+は全体的に速度が速く、ドコモが苦手とした東京駅でも下り最大34.74Mbpsをマーク。最速でも46Mbpsだから、こちらも実際に使っていて不満は無いだろう。

 ソフトバンクのXperia XZ1もauに近い印象だが、東京駅の上りの速度が最速でも1.66Mbpsとガクッと低下。混雑なのか電波状況なのかは不明だが、随分遅くなってしまった。

ブラウザーの表示時間ではXperia XZ1が完勝

 最後に通信速度チェックと同じタイミングでブラウザの表示時間もチェックした。場所は通信速度の3駅と同じ。Chromeアプリを使用し、PC版のASCII.jpトップページが完全に表示されるまでの時間を競う。これも各駅で3回ずつストップウォッチで計測。また毎回キャッシュをクリアしている。各駅での最速タイムと全体の平均タイムは以下のとおり。

  ドコモ
「Galaxy Note 8」
au
「isai V30+」
ソフトバンク
「Xperia XZ1」
横浜駅 4秒14 4秒91 3秒77
東京駅 8秒48 5秒15 3秒94
浦安駅 5秒19 5秒25 3秒53
全計測の平均 7秒10 5秒25 3秒97

 面白いことにソフトバンクのXperia XZ1が最速タイム、平均タイムすべてでトップに。しかもすべて3秒台だ。過去のテストでも同様だが、通信速度がそのままブラウジングの速度につながるとは言えない。画面の解像度が影響した可能性も高そうだ。


片手での操作を重視してXperia XZ1の勝ち

 今回の勝利機種だが、それぞれ勝っているテストはあるのだが、片手操作での使いやすさを考えてXperia XZ1の勝ち。文字入力でリードし、ブラウザーの表示も速いのだから、快適に使える。スクロールはやや見劣りしたが、文字入力を筆者は重視した。

 次回はカメラ機能を比較。3機種ともカメラには相当注力しているので期待大! お楽しみに。


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