「Xperia XZ Premium」は2017年夏に登場したモデルであり、筆者はもちろん発売と同時にディープシーブラックを購入しました。がしかし、あろうことか後出しジャンケンのように2017年10月27日に新カラバリの「ROSSO(ロッソ)」が登場。
「同じ機種を追加で買うなんてありえない」とスルーしていましたが、カラバリの魔力に取り憑かれ、つい買ってしまいました。そこでもはやお約束というべきか、Xperiaを保護する純正ケース「Style Cover Stand」のロッソを購入。充電スタンドもロッソ、まさにロッソ尽くしでそろえてみました。
専用ケースの名称は、「Xperia XZ Premium Style Cover Stand SCSG10」。カラーバリエーションとして、ロッソ以外にもホワイトとブラックの全3色あり、Xperia XZ Premiumの本体カラーとコーディネートできるようになっています。
フリップタイプのケースはシンプルなデザインで、Xperia XZ Premiumをケースに装着した状態のまま、電源ボタンや音量、カメラボタンなどの操作も可能。ヘッドフォン端子やUSB Type-C端子にアクセスできます。装着方法はとてもカンタン。ケースの内側にあるプラスチックフレームに、パコっとはめ込むだけです。
シンプルながらもしっかりとはめ込まれているので、フリップを開きながら使っていても、今まで不意に外れてしまったという経験はありません。
閉じた状態でのケースの外形寸法は約81.5×156.9×13.6mmで、重量は67.5g。Xperia XZ Premiumの本体サイズは約77×156×7.9mmなので多少のサイズアップとなり、重さも少し増えます。
当然ながら本体を覆い隠してしまうので、本来のスタイル感が損なわれてしまうのは致し方なしというこころ。素のまま取り扱っていて不意にぶつけて本体に傷を付けてしまうことを考えれば、数百倍はマシです。
ただし、完全防備のように見えても上面や下面、右サイド面は素のボディーが露出しているので、運悪くアクロバティックな落とし方をするとピンポイントに破損してしまう可能性があります。注意しましょう(経験談)。
Xperia XZ Premiumのフォルムに沿ってピッタリとフィットするデザインなので、極度な野暮ったさはありません。背面のキャリアロゴが気になるというユーザーも、カバーさえしてしまえば見えなくなるというメリットもあります。
ギミックとして、カバーの開閉を検出してXperia XZ Premiumの画面オンオフを自動で連動できます。カバーを開くと画面オンになり、時計や通知をサッとチェック、閉じれば自動でオフといったワンアクションがラクです。カバーを開いただけではロック解除はされないので、電源ボタンの指紋認証で解除という別アクションが必要です。
フリップの外側はPUレザーを採用、パッと見は革に似た触感と質感の高さももちつつ、擦れや傷に対してある程度の強度もあるので、気兼ねなく使えます。フリップの上下部分にはXperia XZ Premiumのスピーカー位置に合わせて穴が開いているので、フタを閉じたままでも通話できます。フリップを開けたまま電話するのが気になる、指で触ったディスプレーに顔をつけるのに抵抗があるという場合は、このスタイルが重宝します。
ケースの背面側にはカメラの穴が空いているので、Xperia XZ Premiumを入れたままフリップを開いて、そのまま静止画や動画撮影が可能です。
操作する際は、フリップを裏に折り返して使うこともできます。ただし、背面のNFCマークの位置はわからなくなるので、いざおサイフケータイで支払いをしようとして、うまくタッチできなくてアタフタすると恥ずかしいもの。「だいたいこのあたりだな」というのは日頃から覚えておいたほうが良さそうです。
残念ながらストラップホールはありません。Xperia XZ Premiumは巨大な部類に入るスマホですので、ケース側にストラップホールが備わっていたほうが良かったかもしれません。
素材は、カバーがPUレザーで内側のホルダー部分とカメラ窓枠はポリカーボネート素材と、一切金属素材を使っていないので水に濡れてもOK。きちんとIPX5/8相当の防水性が確保されます。本体がせっかくの防水防塵仕様なので、ケース側も対応しているというのは重要です。
ケース自体にスタンド機能もあるので、おフロで動画を見たり音楽を聴いたりといった場合にもそのまま使えるのが便利です。
そして、もうひとつあると便利なのが専用の卓上ホルダー「SO27」です。USB Type-Cの接続端子が備わっており、立てかけて充電できるタイプのホルダーです。
本来はブラックですが、ドコモのキャンペーンで先着1万名にプレゼントされるというロッソの卓上ホルダーを使ってみました(現在は受付を終了しています)。Xperia XZ Premiumにカバーを装着すると厚みが増えて立てかけられなくなるのでは、という心配もありますが、厚みを変えられるアタッチメントを利用すれば解決です。
勢い余って追加カラバリだけでもう1台購入してしまうほど強烈な印象のXperia XZ Premiumのロッソカラバリですが、こうして純正ならではのケースを装備できるというのもうれしいところ。
「Xperia XZ1」「Xperia XZ1 Compact」と比べるとかなり大柄ですが、Style Cover Standのフリップを閉じた際の吸い付くような収まり感と、サッと開いて使えるシンプルさもあり、お気に入り端末としてまだまだ使っていけそうです。
■Amazon.co.jpで購入
この連載の記事
-
第170回
デジタル
入門用に最適なロボット掃除機「Eufy RoboVac 30C」:Xperia周辺機器 -
第169回
デジタル
非常用電源としても使える大容量5万7600mAhバッテリー:Xperia周辺機器 -
第168回
デジタル
Xperiaを優しく守るおしゃれなDeffのレザーケース:Xperia周辺機器 -
第167回
デジタル
光と音を奏でるワイヤレススピーカー「LSPX-S2」:Xperia周辺機器 -
第166回
デジタル
夏の海にスマホを持っていくなら防水ケースが必須:Xperia周辺機器 -
第165回
デジタル
ハイエンドの有線ヘッドフォンで立体音響を楽しむ:Xperia周辺機器 -
第164回
デジタル
Xperia 1ユーザーに強くオススメしたいソニー純正ケース:Xperia周辺機器 -
第163回
デジタル
aptX HDとBluetooth 5.0対応のお値打ちイヤフォン「TT-BH072」:Xperia周辺機器 -
第162回
デジタル
USB-HDMI出力が復活した「Xperia 1」で使いたい7in1ハブ:Xperia周辺機器 -
第161回
デジタル
早く使えばよかったと感じたスマホ連携電動歯ブラシ:Xperia周辺機器 -
第160回
デジタル
手軽に空撮の醍醐味が味わえる超小型ドローン「Tello」:Xperia周辺機器 - この連載の一覧へ