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声優・田丸裕臣の今すぐ買いたいイケてるアイテム 第6回

声優の必需品! 付加価値のある加湿器でうるおい成分を補充

2018年03月03日 12時00分更新

文● 田丸 裕臣

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加湿機能付き空気清浄機
ダイキン 加湿ストリーマー空気清浄機

 続いてはダイキンの加湿空気清浄機。どーでもいい話ですがダイキンとダイソンて一文字しか違わないんですね。さてこちらは空気清浄機能のついた加湿器といえます。

ダイキンの加湿ストリーマー空気清浄機「MCK55U」。加湿器ではなく、加湿もできちゃう空気清浄機です。実売価格は4万3300円前後。写真のフォレストグリーンは販売数量限定の限定色です

 箱が届いた瞬間の印象は「デカっ!」だったのですが、箱から出してみたら案外すっきりしていてそこまで大きくは感じませんでした。 むしろ横幅はうちで普段使ってる加湿器のほうが大きいくらい。ダイキンの加湿空気清浄機は縦に長いんですよね。

 でも縦長のほうがいいかもしれません。だって、加湿器を置いたらその空間はなにも置けないわけですから、だったら横幅すっきりして縦長のほうが部屋の空間的には広く使えます。

すごく縦長に感じます。とはいえ加湿器の上になにか物を置くわけではないので、むしろ接地面積が小さくてありがたいです。最大適用床面積は25畳とこれまた性能に申し分なしです

 さらに空気の吸い込み口が横についているのもグッド! うちで今使っている空気清浄機は、吸い込み口が後ろについているせいで壁にピッタリつけたり、後ろに物を置いたりができません。その点、横に吸い込み口がついていれば後ろにあるよりも部屋の空間を有効的に使えます。

側面に給水タンクと吸気口があります

背面には開口部がありません。右上の出っ張りはリモコンホルダーです

吸い込み口が背面ではなく側面にあるのでこのように壁に寄せられます

 さて、肝心の空気清浄機能ですが、ぶっちゃけ体感的にはわかりません。臭いをどれだけ除去したとか、PM2.5をどれだけ吸い込んだとか、ほこりをこれだけキャッチしたとか。あ、ほこりはフィルター見ればわかるか。

 いや、とにかく臭いはともかくPM2.5とかそういうのを体感で感じられたり、見えたりする超感覚の人がいたら、そういった特殊技能が必要な仕事に就くことを強く勧めます。少なくとも俺にはないです。なのでそういった部分はカタログや製品情報ページで確認するしかないのですが、とにかく空気をキレイにすることにこだわった機種であるのは間違いないようです。

編集部の人にお願いして、加湿空気清浄機のそばで電子タバコを吸ってもらったら、ご覧のようにすぐに反応しました

 とはいいつつ、まったくその辺りに触れないわけにもいかないので簡単に紹介します。脱臭能力に関してはニオイを静電HEPAフィルターに吸着させてストリーマで分解します。ストリーマというのは、ストリーマ放電のことで、このストリーマを使い有害物質などを分解することによりキレイな空気を作り出しています。

高い清浄度を保つクリーンルームなどに採用される「HEPAフィルター」を内部に搭載しています

 給水に関しても同様にストリーマを水や加湿フィルターに照射することで、菌などを除菌し、発生を抑制しているそうです。CMなどでよく耳にはしていたのですが、今回調べてみてようやくストリーマの意味がわかりました。

 放電ってなんかすごいんだろーなーとは思ってたのですが、内部でこんなことまでやってたんですね。技術って凄いなぁ、具体的にはぜんっぜんわからないけど、こういった製品スペックの匠っぽさだけでもガジェット心をくすぐりますよね!

 でもおそらく製品のすごさはごく一部しか伝わってないと思うので、気になる方は製品情報ページをチェ~ック!

こちらがストリーマユニット。手のひらサイズでかなり小さいのに驚きました。この小さなユニットが空気をキレイにしてくれるのです

 気になる使用感に関してですが、前述の通り空気清浄の部分は体感ではわからないので加湿という一点にのみ絞って書きますと、正直そこだけをとったらダイソンの加湿器のほうが加湿はされると思います。ダイソンは加湿にのみ機能を絞った機種ですからね。

 ダイソンは加湿に関してまったく乾燥を感じなかったのに対し、ダイキンは少々部屋の乾燥を感じました。加えて、少し給水タンクが小さく、水の残量も見えないので頻繁にチェックして給水しなければいけないということも。

 ただ給水はダイキンのほうが楽でした。給水タンクが小さい分、キッチンのシンクに当たらず水道の水を入れやすいというメリットもありますし、給水タンクが本体上部についているので屈んだりせずに楽に取り外しが可能です。

屈まずにタンクを取り外せるのがポイント。タンクはやや小さめです

 今思うと、ダイソンの給水は一回本体上部の円形の部分を取り外さないといけない分、少し給水が億劫だった気がします。ダイソンは給水タンクも大きめなのでキッチンよりもバスルームでの給水のほうが多かったですし。こうして比較してみると大きい小さいも、やっぱりメリットデメリットあるんですね。

 さて、話をダイキンに戻しますと、給水タンクや水回り部品が小さい分、掃除が楽だなと感じました。空気清浄機能がついている以上、フィルターなどどうしてもお手入れが必要なものは増えますが、従来品よりもそのあたりの掃除は楽なように思えました。

側面のフィルターは取り外して水洗いできます

 そしてこちらもリモコンはシンプルで使いやすかったです。加湿機能が付いているわりにボタンは少なく、加湿の有無、湿度設定、コース、風量と、子供がいたずらに操作できないようにするためのチャイルドロックボタン。あとこれは親切だなと思ったのが、表示ランプの明るさ調整ボタン。たまに寝る時に明かりが気になることもありますからね。

リモコンはシンプル。無駄に大きくないのがいいです。表示ランプの明るさを変えられるのが、さすが国産メーカーの気遣いといえます

 送風に関してはダイキンの機種は気になりませんでした。送風口が上についているので身体にはミストが直接あたりませんしね。電源をつけた時に急いで加湿してるのか、その時の音が少し気になるくらいですかね。とは言ってもよほど音に過敏な方でない限りはそこまで気にしなくても大丈夫なはずです。

キレイな空気はここから出てきます。加湿も同時に行ないます

送風口が天面にあるので、風が直接身体に当たらないのがグッド

 こんなところでしょうか。ちゃぶ台をひっくり返すようで申し訳ないのですが、正直製品の特性が違うので単純な比較はできません。加湿はそこそこでいいから空気もキレイにしたいなーとか、とにかく乾燥したくないとか、それぞれの生活環境や、今求めている機能を有した機種を選べば良いのではないかなと思います。

 ま、僕個人の意見としては、めっちゃ加湿もしたいし空気もキレイにしたいので両方欲しいですがね! さて、空気も結論もキレイにまとまったところで今回はこの辺で失礼します。

【機材協力】

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