みなさんは普段何台のスマートフォンを使っているでしょうか。ASCII.jpの読者なら2台3台は当たり前でしょうか。筆者もここのところ常用端末が5台以上に増えてしまい、それらの充電に頭を悩ませていました。机の上はACアダプターだらけで、数が多いので充電忘れも頻発していたのです。
筆者の机の上にあるマルチ充電台は、デザインに優れたIT製品を送り出しているスイスのPunkt.の3ポート充電台。Punkt.はGSMの携帯電話も出していますが、ミニマリズムデザインがカッコイイですね。この携帯電話が気に入って同社の充電台を買ったのですが、USB端子が3つでは足りません。
そこでより多くのスマートフォンを同時に充電できるスタンドを購入しました。日本でもAmazon.co.jpでいろいろと売られていますが、筆者が向かったのは中国・深センの電脳街。ここに来れば最新のIT製品が手に入ります。品質はピンからキリまでありますが、充電関連の製品を専門に扱っている店を訪問。店頭でじっくりとテストして選んだのがこちらの製品です。
USB端子が8個あるので、同時に8台のスマートフォンの充電が可能です。出力は各2.4V。急速充電には対応していませんが、それはまた別途急速用のACアダプターを買えばいいかも。帰宅してカバンから全スマートフォンを取り出して接続、翌朝には充電されていれば十分ですから。
本体はシルバーカラーですがプラスチック製。スマートフォンそれぞれを区切るパーツを取り付けて使用します。実はこれを海外出張時にも持っていこうと考えたのですが、この柵のパーツは何度も抜き差しはできそうにない作り。一度はめたらそのままにしておいた方が良さそうです。
また、充電するためのUSBケーブルも購入しました。短いケーブルも売っているのが深センのいいところですが、Type-CとmicroUSBの同じものを買ったはずが、microUSBのほうがちょっと長すぎました。手元に韓国で買ったカカオトークキャラクターの3コネクター共用ケーブル(Lightningが表、microUSBが裏、そしてType-Cも利用可能)があったのでそちらを使うことにします。
手持ちのスマートフォンを全部乗せると、見事に乗ってくれました。USBケーブルも短いので机の上に垂れることなくうまい具合に端末に接続できています。筆者はいまでもパナソニックの「CM10」を予備カメラとして使っているのですが、充電台の一番手前の部分に電源スイッチがあるため、柵が短くCM10のレンズ部分も邪魔なく置くことができます。
なお、8台の充電中は台の上部がやや暖かくなりますが、熱くて手で触れないほどではありません。やはり一度に8台を同時に充電すると負荷がかかるのでしょう。購入先の店は工場の出先で、大手メーカー向けのODMもやっているとのこと。メジャーメーカーブランドの製品として、しっかりとした保証や品質管理のされた製品として販売してほしいものです。
この充電台を使い始めてまだ1週間くらい。今までは毎日持ち運ぶ端末のどれかが充電不足のままで、モバイルバッテリーが手放せませんでしたが、今では毎朝満充電で出かけられるので、モバイルバッテリーは夕方にメイン機で使うことがあるかどうかくらいになりました。年末に買った製品ですが、個人的には2017年に買ったグッズの中でベストバイと言えるほど便利で、手放せません。
あとはこの充電台を海外展示会取材時に持っていくためのケースを探したいところ。展示会取材中はそれこそホテルに戻ると原稿を書くことに没頭してしまい、スマートフォンの充電を忘れて寝てしまうこともよくあるからです。できればホテルに8端子とはいわずとも、USB 4端子くらいの充電台があるといいんですけどね。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この連載の記事
-
第696回
スマホ
「ガンダムスマホ」も出していたゲーミングスマホのBlack Shark、現在の主力製品はアクセサリー -
第696回
スマホ
やっぱり出てきた「折りたたみスマホ」風の折りたたみケータイ -
第695回
スマホ
84万円の縦折スマホ「VERTU IRONFLIP」はどこかで見たことあるデザイン -
第694回
スマホ
シャオミの最強カメラスマホ「Xiaomi 14 Ultra」の技適を確認! 日本発売ある!? -
第693回
スマホ
衛星スマホやクラウドノートPCなど、UNISOCチップ搭載の謎端末がアツイ! -
第692回
スマホ
ライカの有無で画質はどう違う? Xiaomi 13T Proの日本版とグローバル版の写真を比較 -
第691回
スマホ
「Hotpepper」なるメーカーのスマホをMWCで発見! アメリカで復活してた老舗中国メーカー -
第690回
スマホ
ファーウェイの最新縦折りスマホ「Pocket 2」は4カメラ搭載のエレガントなモデル -
第689回
スマホ
Meizuがスマホから撤退、AIデバイスメーカーへの転身を図る -
第688回
スマホ
ノートPCの外付けディスプレーになるタブレットが便利だった -
第687回
スマホ
Galaxy S24 Ultraの「かこって検索」、中国で「かこってバイドゥ」してみた - この連載の一覧へ