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量子コンピュータ向けアプリ開発ツールキットの無償プレビュー版をリリース

マイクロソフト、新開発の量子コンピュータ言語を「Q#」と命名

2017年12月19日 12時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間12月11日、同社が開発中である量子コンピュータ向けのアプリケーション開発ツールキット「Quantum Development Kit」の無償プレビュー版をリリースした。量子コンピュータ向けに新たに開発したプログラミング言語、量子コンピュータの振る舞いを従来コンピュータ上で再現するシミュレーターといったリソースをアプリケーション開発者向けに提供する。

 同社は10月のIgnite 2017で、「トポロジカル量子コンピュータ」のハードウェアと、量子コンピュータ向けプログラミング言語を発表した。新しいプログラミング言語はF#のドメイン特化言語として開発され、発表当初は名称未定とされていたが、この度、「Q#」と命名された。

 今回リリースしたツールキットは、量子力学の専門家でない開発者でも量子コンピュータ上でのプログラミングを学べるようにすることを目的に設計されている。マイクロソフトの統合開発環境Visual Studioと統合されており、キットの1部として提供するローカルの量子シミュレーターを使用して、一般的なPC上でおよそ30論理量子ビットの量子コンピュータをシミュレートすることが可能だ。開発者は自分のPCを使って量子コードをデバッグし、小規模なコードを実行できる。

 大規模な量子計算のシミュレートには、従来からAzureベースの量子コンピュータシミュレーターを提供している。こちらでは40論理量子ビット以上のシミュレートが可能。

 開発ツールキットの提供に加えて、同社はドキュメント、ライブラリ、サンプルプログラムの統合パッケージも用意する。これにより、開発者が、量子テレポーション(「量子もつれ」と呼ばれる量子状態で接続された量子ビット間で安全に情報を共有する方法)など、量子コンピュータ独特の概念に慣れ親しむことができるとする。

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