最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第197回
「honor 9」「Moto G5S Plus」「ZenFone 4 Selfie Pro」デュアルカメラの高性能SIMフリースマホを比較
2017年12月18日 12時00分更新
キャッシュバックを考慮するとMoto G5S Plus
続いて料金プランを比較する。主要MVNOのなかからSIMとセット販売をしているものを参考に、通話プランで2年契約を想定。今回は月3GBのデータ通信容量を選んでいる。
本体価格(SIMパッケージ代、手数料各3240円込み)、月額料金、キャンペーンの値引きも考慮し、表に掲載した。金額はすべて税込だ。
honor 9 (OCN) |
Moto G5S Plus (BIGLOBE) |
ZenFone 4 Selfie Pro (BIGLOBE) |
|
---|---|---|---|
本体価格 | 3万24円 |
4万4976円 (24回払い) |
4万9368円 (24回払い) |
基本プラン |
らくらくセット /音声SIM 3GB |
音声通話3ギガプラン | 音声通話3ギガプラン |
月1944円 | 月1728円 | 月1728円 | |
データ定額 |
上記に含まれる (月3GB) |
上記に含まれる (月3GB) |
上記に含まれる (月3GB) |
通話定額 | オプション | オプション | オプション |
キャンペーン | 特になし |
13カ月継続キャッシュバック ー1万6600円 |
13カ月継続キャッシュバック ー1万6600円 |
2年間トータルコスト | 7万6680円 | 6万9848円 | 7万4240円 |
最安になったのがMoto G5S PlusとBIGLOBEモバイルの組み合わせ。BIGLOBEモバイルでは2018年2月4日までキャッシュバックのキャンペーンを行なっており、月3GB以上の音声通話SIMと契約した場合、1万5600円のキャッシュバック(13ヵ月継続時)+1000Gポイント(1000円分相当)のプレゼントがある。これを考慮するとMoto G5S Plusが安くなる。
ZenFone 4 Selfie Proも同様にBIGLOBEモバイルでセット販売をしており、本来の本体価格が高めにも関わらず、キャッシュバックを考慮すると安さで2位となった。
honor 9はBIGLOBEモバイルで取り扱いが無く、セット販売しているMVNOでも本体価格4~5万円台だが、OCNモバイルONEとのセットで通常、今回はセールで2万円台となっていたので取り上げてみた。本体価格が安く、BIGLOBEモバイルのキャッシュバックが無ければ、他の2機種よりも安かった。
というわけで執筆時点(12月中旬)のタイミングでは、端末の価格差でMoto G5S Plusがやや安めとなった。
指紋センサーは3機種とも前面配置
ボタン類の配置は3機種とも似た感じに
最後に外観チェック。3機種を並べるとスペック通りhonor 9がコンパクトで、ひと回り小さく見える。高さや幅はかなり近いMoto G5S PlusとZenFone 4 Selfie Proだが、カラーやデザインによるものかMoto G5S Plusが結構大きく感じる。
honor 9は右側面に音量ボタンと電源ボタン、左側面にSIM&microSDスロットがあり、イヤホン端子とUSB端子は下部に搭載。USBは3機種中唯一のType-Cだ。ホームボタンは指紋センサーを兼ね、左右に「戻る」「履歴」のタッチキー。背面はこのスマホらしい輝くデザインでギラギラしている。ただし指紋も結構目立つ。
Moto G5S Plusは指紋センサーで端末操作が可能。その際にナビゲーションバーを消すこともできるのは最近のモトローラ製端末の特徴。下部にはmicroUSB端子、上部にイヤホン端子。右側面に音量、電源ボタン、左側面にSIM&microSDスロット。背面を見ると丸いカメラ部分が凸状に盛り上がっている。
ZenFone 4 Selfie Proは指紋センサーがホームボタンを兼ねており、左右にタッチキー。下部にmicroUSB端子とイヤホン端子が配置されている。右側面に音量ボタンと電源ボタン、左側面にSIM&microSDスロット。3機種とも2枚のSIMのうち1枚はmicroSDとの排他利用となる。
キャッシュバック分でMoto G5S Plusがリードに
スペック比較では意外と細かく差があり、決め手は料金に。キャッシュバックのおかげとはいえ2年で6万円台のMoto G5S Plusをまずは勝利としたい。スペックを見てもストレージが32GBとやや少なめだが、それ以外は見劣りせず、ネットワーク面でも3キャリアに対応、VoLTEも利用可能となっている。
本体価格の安かったhonor 9も複数の有力MVNOで販売されているので今後のキャンペーンに期待。上位モデル譲りの性能でベンチマークやカメラのテストで2機種に差を付けることができる可能性もある。逆にZenFone 4 Selfie Proは本体価格が高めだったが、インカメラがデュアルという個性派。こちらも今後の結果を楽しみとしたい。
次回はスピードチェック。カメラも気になるがまずは普段使いでサクサクな機種を決める。
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