このページの本文へ

「VAIO、法人向く。」の現在を探る 第17回

VAIO ProのLTE搭載モデルと相性バッチリ

モバイルなのに持ち出せない、そんな矛盾をなくす『Workspace MDM』

2017年12月14日 09時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

デバイス紛失時のセキュリティ対策も備える

 デバイスの紛失時の対応もセキュリティ対策の重要なポイント。Workspace MDMには、リモートワイプとロック機能が用意されており、デバイスが起動していてネットに接続していれば、信号を受信して実行してくれる。また、デバイスがどこにあるのかGPS機能を利用して随時確認できるので、紛失時はまずどこにデバイスがあるのか確認した上で、ロックを掛けたり消去を実行したりできる。

 スマホは、電源さえ入っていれば位置情報もネットにもつながっているので、紛失してもすぐに対応できるが、モバイルPCの場合は、マシンが起動しつつ、かつネットにつながる環境でないと対応できない。VAIO ProのようにLTEモジュールが搭載されたマシンなら、起動してWindowsが立ち上げればネットに接続されるので、非搭載マシンより対応を早められるため、LTEモジュール搭載はテレワークするのに重要だ。また、一定時間(設定可能)サーバへアクセスがないと、自動的にロックを掛ける機能も用意されているので、併用して利用すると、より情報漏えいを防げる。

↑各デバイスのネットワークへの接続状況。各デバイスから位置も取得できる。

 位置情報取得できる機能は、何も紛失時だけのものではない。例えば棚卸しのときに、見当たらないデバイスの場所を確認するために位置情報を取得することで、社内のどこにあるか、あるいは紛失してしまったのか、といったことを判断できる。位置情報は過去100件分をログとして残せるので、たとえ電源が切れている場合でも最後の記録を見ることでおよその場所が確認できる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ