内部にはぎっしりとパーツが詰まっているが
組み立ては意外に簡単
内部へのアクセスはカンタンはカンタンなのだが、コネクターの破損やケーブルの断線をしないよう、慣れている人でもちゃんと説明書のインストール手順はよく見ておきたい。本機に限らず小型ベアボーンキットは特殊なケーブルを使っていることが多く、破損すると入手が困難だからだ。
内部へのアクセスには、まず底部のネジ×4を外す。それからケースをスライドさせると、独自形状のマザーボードとビデオカードが姿を見せる。
ヒートシンクも特注仕様で、よくこの小さなケースにこれだけのパーツを収めたと感心するほど。パーツの配置と構造に職人技を感じられるハズだ。
それから独自仕様のPCI Expressライザーケーブルを外して、マザーボードを動かし、メモリーとストレージを追加する。
対応するメモリーは、SO-DIMM DDR 4 2133スロット×2(最大64GB)で、ストレージは意外にもスロット数が多く、M.2 2280×2、2.5インチシャドウベイ×1を備えている。システム、ゲームクライアント置き場、データ置き場など、小さいながらもインストール先を住み分けできる拡張性は、なかなか考えられている。
さらにM.2 2280×2のうち1スロットは、インテルのHDD高速化ソリューション「Optane memory」に対応するのがポイントだ。
具体的なスペックは下表の通りだ。CPUが「Core i7-7700HQ」、GPUが「GeForce GTX 1060(ビデオメモリー6GB)」であるため、ゲームタイトルによっては最高設定で遊べるほか、重量級のゲームでも設定を調整することで快適に遊べる構成だ。
またUSB 3.1×2、USB 3.0×3、HDMI 2.0出力×2、mini DsiplayPort 1.3出力×2、有線LANとインターフェースも充実しており、ゲーム以外にもオフィスでの複数ディスプレー環境などでも有効活用できるPCとして着目してもいいだろう。
スペック表 | ||||||
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CPU | Intel Core i7-7700HQ | |||||
チップセット | Intel HM175 | |||||
メモリースロット | SO-DIMM×2(DDR4-2133MHz、最大64GB) | |||||
GPU | GeForce GTX 1060 | |||||
ビデオメモリー | DDR5 6GB | |||||
拡張スロット | M.2(2280)×1(PCIe/SATA)Optane memoryサポート M.2(2280)×1(PCIe) M.2(2230)×1(WiFi+Bluetoothカード装着済み) |
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ネットワーク | ギガビットLAN(Intel i219LM) 無線LAN(Intel Dual Band Wireless-AC 8265) |
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オーディオ | Realtek ALC255 | |||||
ドライブベイ | 2.5インチ×1 | |||||
本体サイズ | 110(W)×110(D)×220(H)mm |