このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

アスキー動画班が4K動画の編集マシンとして使ってみた

110mm角の小型ゲーミングPC「BIRX VR」はオフィスにも向く仕上がり

2017年10月28日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ゲーミングPCシーンは、少しずつだがおもしろい曲面に入ろうとしている。これまではドッシリとした据え置きのノートPCや巨大なデスクトップPCばかりだったが、小型ながら十分なゲーミング性能を持つものが増えてきた。

GIGABYTEの小型PC「BRIX VR」

 今回チェックするGIGABYTEの「BRIX VR」(型番:GB-BNi7HG6-1060)は、2.6L容量の中にデスクトップ版GeForce GTX 1060を搭載するベアボーンで、なにかとこだわりを感じる逸品だ。

 ハイパワーなビデオカードを、どのように小さな筐体に収めたのか、うまく熱を逃して性能を発揮できるのか? 組み立てからベンチマークまで見ていこう。

グラボ搭載でこの小ささならば、生放送の動画編集に役立つかもしれないと、アスキー動画班が実際に使ってみた。動画班の収録スペースは、配信機材でギュウギュウ詰めだが、BRIX VRなら机の上に置けるほどコンパクト

人に自慢したくなる
かっこいいソリッドな外観

 外観から見ていくと、長方形の筐体である。サイズは110×110×220mmとなっており、設置は省スペースで済む。インターフェースは側面に用意されており、ケーブルマネージメントもよく検討されている。

 吸気ファンは底部に用意されており、その関係で設置場所周辺にある程度のスペースが必要となるが、本体周辺に10cmほど確保しておけばいいので、やはり設置に関しての自由度は高いといえるだろう。

無線LANアンテナが付属するのがうれしい。ビデオカードを搭載するため、ACアダプターはやや大きいのだが、本体が小さいためか写真で見るとすごく大きく見える

本体正面。天板部は排気口を兼ねている

本体背面。左側に映像出力、右側に電源ボタンやUSBポートなどが集約されている

入力端子は、HDMI 2.0出力×2、mini DsiplayPort 1.3出力×2という構成

電源ボタン、音声入出力、USB 3.1×2、USB 3.0×3、無線LAN用アンテナ端子、有線LAN。赤色のUSB Type-AポートはUSB 3.1だ

 ベアボーンキットであるため、BIRX VR本体のほかに、メモリーとストレージ、OSが必要になる。メモリーとストレージは自分で取り付ける必要があるが、逆に言うと好きなパーツを取り付けられるということでもある。

 特に動画制作などで本機を活用する場合は、ストレージ容量は多ければ多いに越したことはない。4K動画を扱うならメモリーも増強したいところだ。メモリーとストレージの選択がユーザーに委ねられているのはむしろありがたい。

「えっ、これパソコンなんですか? オシャレな加湿器だと思ってました!」と動画班のつばさも、そのデザインと小ささに驚いていた

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中