「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」のスペックは、Core i7-7820HK、Geforce GTX 1080、16GBメモリー、1TB M.2 SSD(PCIe NVMe)とゲーミングPCとして十分なもの。ストレージ容量も余裕のある部材選定である点は要チェックだ。また本体のインターフェースは、USB 3.1 Type-C(Gen2、Thunderbolt 3対応)端子、USB 3.0端子×4、HDMI(2.0)出力端子、Mini DisplayPort(1.3)端子、ヘッドホン・マイク入力兼用端子など。さらに電源コネクター、ヘッドマウントディスプレー用電源コネクター、外付けバッテリー用コネクター、ドッキングコネクターがある。本体側にちゃんと電源コネクターがあるほか、各種インターフェースが豊富であるため、VRゴーグルを装着した場合のケーブルマネージメントをあまり考えなくていいのも、「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」の強みだ。なお後述する外付けバッテリー交換のために、本体内にもバッテリーを内蔵している。
祈りを捧げたくなる!? PC本体を“祭壇”のように設置できるドッキングステーション
デスクトップとして使用する際のドッキングステーションを見てみよう。「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」本体を縦置きするように設置するもので、そのビジュアルは祭壇のようでもある。ドッキングステーション自体のサイズは約幅303×奥行き129×高さ76mmで、PC本体にドッキングステーションを装着した状態のサイズは約幅303×奥行き129×高さ373mmだ。設置時の平面面積で見ると、スリムタイプのデスクトップという印象。PC本体との接続はスロットインさせるだけでよく、取り外すときもリジェクトボタンをワンプッシュするだけでOKとなっている。
またこのドッキングステーションにも、豊富にインターフェースが用意されている点に触れておきたい。VR用としても考えた場合、本体にアレコレ接続していると脱着の手間が増えるため、そこを省きつつ、拡張性を持たせるという判断だろう。USB 3.0端子×5、USB 3.0 Type-C端子、HDMI(2.0)出力端子、DisplayPort(1.3)出力端子、有線LAN(1000BASE-T)端子、外付けバッテリー充電用コネクターと十分なものだ。