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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第192回

ドコモやauの2~3万円スマホのバッテリーを測定する

2017年10月16日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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Galaxy Feelはたっぷり機能を満載 長く楽しめそう

 いつものように最後は各機種の独自機能や便利機能を簡単に取り上げる。ただし3機種とも新しいスマホとはいえ最先端を走るフラッグシップではない。そのためすごくユニークと感じるような機能はない。

 Galaxy Feelはジェスチャーに反応する機能のほか、Sヘルスアプリを使ったスポーツ・健康管理、イコライザーや多彩なサウンドエフェクトを用意した音質設定、スマホの状態を管理しメモリや電池消費を抑えるメンテナンス機能、指紋センサーやプライベートフォルダを用意したセキュリティ機能とGalaxyの上位モデルゆずりの機能が多数。

 なお初期設定ではドコモ標準のdocomo LIVE UXだが、GalaxyシリーズのTouchWizホーム、かんたんモードも設定を変更すれば利用できる。

独自のヘルス系機能やセキュリティ機能も用意されている

UIはドコモ標準のものから、Galaxyシリーズのものに切り替え可能

さまざまなカスタマイズで飽きさせないarrows Be

 arrows BeもGalaxy Feelと同じく機能満載。こちらもarrowsシリーズではおなじみのアプリを呼び出せるスライドイン機能や画面を引き下げるスライドディスプレイ、歩数計に、目に優しいブルーライトカットモードをはじめ画質設定が充実している。

 また電池アイコンのカラー、Super ATOK ULTIAS内のキーボードカスタマイズといった細かい設定変更はarrowsならでは。こちらも初期設定はdocomo LIVE UXだが、富士通独自のNX!ホーム/シンプルを用意している。

 Galaxy Feelは豊富な独自機能を用意していたが、arrows Beは画面デザインの変更がとくに目立つ。長く使っていくなかで機能を使い倒したいのならGalaxy、雰囲気を変えて飽きさせないのがarrowsという印象を持った。

arrowsシリーズ独自のランチャーや、画面の上半分を下に持ってくる機能も利用できる

独自バージョンのATOKや独自UIも用意されている

通話設定が充実したQua phone QX

 Qua phone QXはドコモの2機種と比べて通話機能を強化している。利用シーンに応じたマナーモードが用意されており、着信音を段階的に上げるステップアップ着信、聞こえてくる音質を変更する聞こえ調整、不在着信時のSMS返信メッセージが用意されている。

 京セラが開発しているおかげで、同社のスマホでおなじみのエコモードや歩数計機能のデイリーステップも搭載している。

対象ユーザー層を意識してか通話回りの設定が充実している

エコ設定や歩数計も


Galaxy Feel2勝目で総合優勝に!

 スタミナテストでは2回ともGalaxy Feelが最後に勝ち、最終回で貴重な2勝目を挙げた。2年間のトータルコストでは一番高かったものの、それだけの価値はある。特にベンチマーク、通信速度、カメラでのスピードで強さを発揮した。ワンランク上の性能が利いたようだ。

 arrows Beはスタミナテストで良好な結果に。勝ち星を挙げてはいないものの、スクロール、文字入力といった実際に操作するテストで最速タイムを出したのも印象深い。

 Qua phone QXはトータルコストで最安だが、一方でカメラの画質がやや気になった。ただプラン次第でMVNO並の安さで使えることを考えると許容範囲だろう。

 ミドルクラスのスマホなので極端に良い結果や斬新な機能は無かったものの、不満となるような部分もない。3台ともストレス無く使えそうだ。


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