グーグルジャパンは9月20日、東京ゲームショウに先立ち日本、韓国、台湾の記者を対象にしたプレスイベント「Go Global」を開催した。
自国内だけではなく海外にアプローチしてさらなる飛躍を!
グーグルのGoogle Play APAC ディレクター James Sanders氏によると「日本、韓国、台湾はモバイルアプリ界の革新とリーダーの集まる中心地で、Google Play開発者の国別収益ランキングのトップ5に入る」という。
世界で利用されているAndroid端末は20億、ざっくりいうとAndroid OSのアプリは世界人口の3分の1にアプローチできると、話した。また、62%のユーザーがサブスクリプションアプリを継続的に利用しているので、開発者は継続的な収入を得ることができるという。
アプリの市場動向と分析サービスを提供しているApp AnnieのGlobal CEO Bertrand Schmitt氏は、「日本、韓国、台湾のゲームアプリ市場はiOS App StoreとGoogle Playを合わせると、2015年上半期に比べ2017年上半期は62%も総収益が上がっている」と話した。同時期の日本に本社のあるパブリッシャーは49%の売り上げアップだが、自国市場が中心。
かたや韓国は109%のアップで2017年は自国市場は半分強、台湾は108%のアップで自国市場の割合は韓国よりは少ないものの半分強という比率だ。台湾の言語は繁体字だが、香港でも繁体字を使用しているため特に仕様を変更することなくアプリを利用できるのが要因と、分析した。
Schmitt氏は、日本、韓国、台湾の自国外の売り上げ、ダウンロード数について説明したが、目を見張る数字は2017年上半期のインドにおけるダウンロード数。インドのダウンロード数は、大きくアメリカを引き離している。Schmitt氏いわく、「インドやメキシコのような新興国は、急成長市場としてターゲットでありダウンロード数が伸びている。インドネシアやベトナムも、高いポテンシャルを持っている」と、昨今のモバイルゲーム市場を分析した。