名残惜しいが……猫とのお別れっぽい写真
さて、冒頭写真のグレーを合わせると、白灰黒と揃ったわけである。
でもそれだけでは済まなかった。なんともう1匹のグレーネコ登場なのだ。
あれ? あのネコさっき違うとこにいなかったっけ、という声のもとグレーネコがとことこと歩いてきたと思ったら、さっきのグレーネコと身体をこすり合わせてご挨拶。
よく見るとグレー度合いが違うというか、片方はちょっとトラがまじってる。
いい感じの挨拶を撮れたのだが……さすが暑い日の猫である。
完璧に立っている人の日陰に入り込んでるのだ。
暑い日のネコは上手に日陰を使う。実感できました。
さて写真でもわかるように日が大きく傾いた夕刻、帰りの新幹線の時間が迫ってるのだが、これだけネコがいると名残惜しいではないか。遠くで「そろそろいかないとヤバいよ」という声が。
最後にお別れっっぽい写真を。
まず海に向かって去っていったグレーネコ。遠くには青空と海。
1匹は太陽を背に見送ってくれたのであった。
それにしても、まだ9月なのにこれだけ日が傾くとは、秋ですなあ。それも、東西に何10kmと砂丘が続く海岸線ならではなんだろな。近くに山も高い建物もないので、かなり遅くまで日があたるから、ギリギリまで伸びる影を味わえるのだ。
このどんどん長くなる影を楽しむべく、また来たくなる新潟なのでした。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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