秋葉原で7月15日~16日に開催された「ポタフェス 2017 夏」。その会場でRHAの新Bluetoothイヤフォンが国内初披露。Acoustic Resarchが開発中のハイレゾプレーヤー「AR200」の完成度が上がったほか、ケーブル関係のオプションも強化された。
RHA初のBluetoothイヤフォンは質感高く、ハイコスパ
ナイコムのブースには、RHAブランド初のBluetoothイヤフォン「MA750 Wireless」と「MA650 Wireless」を展示。ともにaptXおよびAACに対応。IPX4相当の防水機能、12時間再生に対応する。発売は8月ごろ。NFCなどにも対応。
ネックバンド型で、コントロール部分は共通だが、イヤフォン部はハウジングやドライバーが異なる(MA750:モデル560.1、MA650:モデル380.1)。サウンド傾向も異なり、MA750はリッチで濃い音、MA650は若干すっきりした感じだ。価格はMA750が2万円強、MA650が1万円台の前半になる見込み。デザイン性も高く、RHAらしいコスパも感じさせる製品に仕上がっていた。
ブースには発表されたばかりの「GRADO PS2000e」も展示。聴いてみたが緻密で解像感の高いサウンドに磨きがかかり、加えフルオープンならではの開放感と音場の広さがあり、非常にいい音だった。GH1でマホガニーから、オールメープルのヘッドフォンを開発したGRADOだが、GS2000eに続き、PS2000eでもインナーハウジングにメープルを使用した形。メープルはマホガニーよりは軟かく、響きがより豊かになる印象だ。
Acoustic Reserchは、秋に向けハイレゾ対応機器を参考出品
Acoustic Researchは、発表されたばかりの平面磁界駆動式開放型ヘッドホン「AR-H1」を展示。価格は8万円台前半で、9月末の発売の機種だ。会場では開発中のプレーヤー「AR-M200」も展示されており、ソフトの安定性が向上していくとのこと。
AR-M200は4.4mm5極端子によるバランス駆動が可能だが、AR-H1専用の直径4.4mm5極バランス端子搭載リケーブルも参考出展していた。OFC導体を採用リケーブル(1万円台)と、6N-OCC導体採用リケーブル(4万円台)の2種類があり、オプション製品として発売する計画。4.4mm5極端子経由で、AR-M200+AR-H1の組み合わせで聴いてみたが、駆動力も十分で、中域が充実したサウンド、平面駆動型ならではの誇張のない響きも魅力的だった。
ほかにイヤフォンの「AR-E10」「AR-E100」も展示。AR-E10は直径8mmのベリリウム振動板を使ったダイナミック型+BAドライバーのハイブリッド型イヤフォン、AR-E100は直径10mmのベリリウム振動板を利用したダイナミック型。リケーブル対応で、Bluetooth接続にするものや4.4mmのバランスケーブルが展示されていた。
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