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定番のベンチマークテストを実施

イラスト制作もできる「raytrektab」、タブレットとしての実力をチェック

2017年05月30日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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 4096階調の筆圧感知ペンや人気のペイントツールがバンドルされているなど、イラストを描くのに適しているドスパラのタブレット「raytrektab DG-D08IWP」だが、もちろんお絵かきに特化されているわけではない。CPUにはCherry Trail世代のAtom x5-Z8550(1.44GHz)を搭載するなど、Windowsタブレットとしての活躍も期待できる。

 タブレットというと、3Dグラフィックスなどの処理はさすがに厳しい部分もあるかと思われるが、今回は定番のベンチマークテストを実施し、全体的な性能を検証してみた。なお、製品の外観や使い勝手、ペンの書き心地などについては、前回前々回を参照してほしい。

 raytrektab DG-D08IWPのスペックについてCPU-Zを用いた結果は下記の通り。メモリーはDDR3のSDRAMで、GPUはインテル HD グラフィックス 400となっている。

「raytrektab DG-D08IWP」のスペック
「raytrektab DG-D08IWP」のメモリー「raytrektab DG-D08IWP」のGPU

 Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみたところ、CPUやメモリーは6ポイント前後。ストレージについてはeMMCということもあり6.7ポイントだ。また、CrystalDiskMarkでeMMCのリード/ライト速度を計測した結果は下記の通りとなっている。

WIN SCORE SHAREの計測結果
CrystalDiskMarkの計測結果

 総合系ベンチマークソフト「PCMark 8」は通常作業などのパフォーマンスをチェックするためのソフト。今回は「Home」、「Creative」の2種類のチェックを行なった。

ブラウジングやビデオチャットなどの通常作業におけるパフォーマンスを測るHome Acceleratedの結果
画像処理ソフトなどのパフォーマンスを測るCreative Acceleratedの結果

 スコアは「Home」が1397、「Creative」が1354となった。前モデルのCPUとなるAtom x5-Z8500を搭載したパソコンとほぼ変わらないスコアとなっているが、気持ちポイントが高いくらいだ。

 実際の3Dグラフィックスのレンダリングなどのベンチマークテストが行なえる「CINEBENCH」。このソフトではCPU性能などを測ることができる。ベンチマークのスコアは下記のような結果となった。

「CINEBENCH」のOpenGLのテスト結果CPUのテスト結果

 グラフィックスAPIのOpenGLは8.84ポイント、CPUの性能テストでは86ポイントという結果となった。この結果をみても、やはりグラフィックス性能は高くなく、オンラインゲームや重たい3DCGグラフィックスを使うソフトなどは厳しいだろう。

 ただ、タブレットを使って、いつでもどこでもゲームで遊びたいというニーズもあると思われるので、負荷があまり高くない「ドラゴンクエストX」ベンチマークを行ってみた。ここまでの結果をみて、フルスクリーンでの稼働が難しいと思ったので、1280×720ドットで稼働させてみた。

1280×720ドット、標準品質でスコアは1729(重い)1280×720ドット、低品質でスコアは2160

 結果としては標準品質では「重い」、低品質では「やや重い」という評価となった。プレーすることができないわけではないが、その動作は多少ストレスを感じるといったところだ。

640×480ドット、低品質でスコアは3111(普通)

 なんとか「普通」という評価になったのは640×480の解像度で低品質でテストした際だった。この結果をみても、「ドラゴンクエストX」以上のグラフィックス描画能力を求められるゲームをするのは難しいので、ゲームについては解像度を落としてプレーしたり、負荷の低いブラウザーゲームをするという選択肢となるだろう。

 raytrektab DG-D08IWPは、ネットブラウジングやメールのやり取りといった、通常よく利用される使い方については大きなストレスを感じることもないので、小型のタブレットパソコンとして利用するのも問題ないだろう。

 またイラスト描きについては前回までにレポートしたように、とても使いやすくなっている。ディスプレーが小さ目だが、microHDMIから映像出力ができるので、大きなディスプレーに接続し、「raytrektab DG-D08IWP」をペンタブのように用いるという使い方も考えられる。4万円台で購入できることも踏まえ、イラストを描く人には十分検討する価値があるタブレットだ。

raytrektab DG-D08IWPの主なスペック
CPU Atom x5-Z8350(クアッドコア、定格 1.44GHz、キャッシュ2MB)
グラフィックス インテル HDグラフィックス400 (CPUに内蔵)
メモリー 4GB DDR3L
ストレージ 64GB eMMC
無線LAN IEEE802.11 ac/a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー 加速度センサー、GPS
デジタイザー Wacom feel IT technologies デジタイザー4096階調、スキャンレート180Hz
インターフェース microUSB×1(給電兼用)、ヘッドフォン出力×1、microSDカードスロット
映像出力 microHDMI ×1
バッテリーパック リチウムイオンバッテリー
バッテリー駆動時間 約4時間
サイズ およそ幅214mm×奥行128mm×高さ10.1mm
重量 約400g、ペン約5g
OS Windows 10 Home 64ビット版

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