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お前の追従、イエスだね! ソニーの対動体仕様ミラーレス一眼「α9」でスポーツを撮影してみた!

2017年05月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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会場の様子

会場の様子

 2017年5月23日、ソニー「α9」の発売(5月26日)に先駆けてプレス向けに実際のスポーツシーンで性能を体験するイベントが開催された。

発売前の「SEL100400GM」を装着した「α9」が並ぶ。テストショットも可能だった

発売前の「SEL100400GM」を装着した「α9」が並ぶ。テストショットも可能だった

「SEL1635GM」と「SEL1224G」の展示も。思っていた以上に軽くて小さく、ハンズオンすると欲しくて苦しくなる系。なお、撮影ついてはNGだったので外観だけだ

SEL1224Gのキャップ。抜け落ちない仕様がうれしい

SEL1224Gのキャップ。抜け落ちない仕様がうれしい

 また5月24日には、ソニープロイメージングサポート会員向けに同様のイベントが開催されており、ソニーのカメラ部門としては珍しいアピールである。

 そんなわけで、短時間ながら追従性能回りを中心にチェックしてきたので、そのインプレッションをお届けしよう。

20コマ/secの連写と693点の像面位相差検出ポイント

機能の説明

機能の説明

端っこに被写体がある場合でもそのまま追従しているというのは、けっこう楽しい

端っこに被写体がある場合でもそのまま追従しているというのは、けっこう楽しい

 電子シャッターを使用し、シャッター速度1/125以上であり、かつG Masterレンズを使用している場合、秒間20コマの連写が可能になる。α9のウリのひとつだ。

 GレンズやZeissレンズの場合は秒間15コマに落ち、AF-Cモード時は撮影モードなどによっても変化するとの説明を受けているが、具体的にどういった場合でといった資料が発見できていない。なお、5月25日にレンズの最新ファームウェアが複数公開され、「SEL85F14GM」や「SEL70200GM」といった製品で秒間20コマのブラックアウトフリー撮影に対応した。

 また使用した限りだと、20コマ連写よりも画面の約93%をカバーする693点の像面位相差検出ポイントのほうが、いい意味でキモかった。

 画面のほぼ端まで追従していくのは、同社の「α6500」(APS-C機)にあまり触れていないのであれば、しばらく不思議な感覚になる人がいそうだが、画面端でもフォーカスがしやすいため、構図作りの幅が広がる。

こんな感じのシーンの撮影が中心。格闘技の撮影はときおりするが、こういったスポーツはまったく無縁だったりするのだが

SEL100400GMは製品版ではないものの、良好な描写

SEL100400GMは製品版ではないものの、良好な描写

 というわけで、会場ではバスケットの練習風景を撮影する形でテストができ、レンズは「SEL2470GM」「SEL70200GM」「SEL100400GM」で、それぞれ異なるシーンで使用感を試す流れだった。

 SEL100400GMについては、ほぼ仕上がっている状態のようだったが、最終調整前のような説明を受けている。その状態でも、フォーカス速度は良好で、描写についてもGMレンズらしいもので、発売は少し先となる。期待して待っていていいだろう。

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