待望の日本語化Swiftも3.1に
iPad専用のプログラミング学習環境「Swift Playgrounds」が、待望の日本語化を果たした。中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、スペイン語の4言語にも対応したので、当初の英語を加えると6言語をサポートしたことになる。
アプリ名からもわかるように、プログラミング言語「Swift」を使ってプログラミングを学べるのが特徴だ。Swiftは、アップルが開発した言語だが現在はオープンソースとなっており、Linuxディストリビューションの1つであるUbuntu上でも開発・実行環境が整えられている。IBMのBluemixと呼ばれるPasS環境上でも利用可能だ。さらには、アニバーサリーアップデートを適用済みのWindows10にベータ版として搭載されている「Windows Subsystem for Linux」という環境上にSwinftの開発・実行環境を構築することもできる。
Swiftは、macOS/iOS/tvOS/watchOSアプリのネイティブ開発言語であり、これから学習するにはもってこいだ。
書いたそばから実行結果がすぐにわかる
Swift Playgroundsの最大の特徴は、コードを記述したあとにすぐにプログラムを実行して結果を見られるところ。コンパイラ言語であるSwiftは、本来はビルド(コンパイル)をいう変換作業を経てプログラムを実行する必要があるが、Swift PlaygroundsではJavaScriptなどのインタプリタ言語と同様にソースコードをそのまま実行できる(ようにみえる)インターフェースを備えているのだ。
ビジュアルプログラミングのコースも多数用意されており、オンラインで学べるビジュアルプログラミングとして有名な「Hour of Code」も、Swift Playgrounds独自のコースがある。まずは、これらのコースからプログラミングの世界を垣間見てみよう。