ボンジョルノ。アスキーのグルメ担当ナベコです。今回はピザを8円で提供するお店があると聞いてやってきました。そこまで破格でピザを食べられるなんてこと、本当にあるのでしょうか!?
8円でピザが食べられる!? 「88ピザ部」に行って来た
場所は錦糸町。マルイの裏手にあたりへ向かって徒歩8分程度の場所にありました。途中、錦糸町らしい大人な雰囲気(お察しください)の通りも抜けましたが、それも一興。
たどりついたのは、ラーメン店の2階にある「88ピザ部」。中に入ると、木目のテーブル席が並ぶ、アットホームなバルでした。ワイン樽のディスプレイが良い雰囲気。全10数席程度とこじんまりとしています。
「8」が付く日にキャンペーン!
さっそくピザを8円で注文しようとしたところ「8円のピザは“8”が付く日のみですよ」ということ。
なるほど、確かに毎日8円でピザを提供していたらお店が大変ですもんね。そこまでうまい話はなかった。ですが、毎日ではなくても、8が付く日は8日、18日、28日と月に3日はあるので、利用するチャンスは多いです。やはりお店が太っ腹。
88ピザ部の「8円ピザ」
8日、18日、28日と“8”が付く日限定のキャンペーン。
ひとり1枚、ワンドリンクのオーダーが条件で、対象のピザが8円になる。
※ピザをひとり2枚以上頼む場合は(2人で来店した場合3枚目から)2枚目以降は通常額での提供。
8円ピザの対象になるのは、「マルゲリータ」「明太もち」「フンギ」といった定番の16種と、「マショマロチョコ」といったデザートピザ2種の、合計18種。通常額は580円~780円(税別)程度です。実は通常額でもなかなかリーズナブル。
なお、8円ピザにはドリンクのオーダーが必須ですが、ドリンクはソフトドリンクが300円(税別)、生ビール(カールスバーグ)が500円(税別)と別段に高いわけではないので安心できます。
8円対象のピザを食べてみた
せっかく来たので、記者はキャンペーンの日の予行演習として、8円ピザの対象メニューを何枚か食べてみました。
ところで、88ピザ部のピザの特徴とは?
イタリアンレストランなどで提供されることが多い“ナポリピザ”と、デリバリーピザに多い“アメリカンピザ”の中間ということ。手ごねの生地をナポリピザのように薄く焼き上げつつ、アメリカンピザ特有のもちもち食感や、存在感のあるミミの部分が特徴。
注文が入ってから手ごねして焼き上げるので、本格的ですよ。88ピザ部では特に生地にこだわりがあるため、生地の食感が活かされるように具材のバランスも考慮しているそうです。
辛みが気持ちいい「ペパロニハラペーニョ」
「ペパロニハラペーニョ」は男性の一番人気のメニュー。ペパロニ(辛味がきいたサラミ)と青唐辛子のハラペーニョのトッピングで、ウマから刺激的な味わいということ。
いただいたところ、何も考える間もなく「おいし~い」と言葉が出てきました。
ピザの生地がもちもちで柔らかい。チーズの風味豊かで、そこにペパロニとハラペーニョの風味。どちらも、辛すぎるというのではなく、適度な刺激であるのがうれしいです。
ピリ辛ともちもちピザのタッグに、心臓をわしづかみされました。いつまでも食べていたい、ぐいぐいビールを飲み続けたい、と感じる魔のピザです(笑)。
これだけでもピリ辛なのですが、刺激が足りないという場合は、席に置かれている唐辛子漬けオリーブオイルをふりかけてみると風味を足せます。激辛というわけではないですが、じんわりじんわり身体が熱くなって、さらにビールが進みます。
野菜のコクが感じられる淡路島カレーのピザ
次に食べたのは「カレー」。
ピザ以外のメニューとして提供もしている淡路島カレーをピザにアレンジしたもの。鶏ガラスープをベースに、淡路島産の玉ねぎ、フルーツでコクを出した淡路島カレーは、ピザにも相性抜群ということ。
香ばしいカレーの香りにテンションが上がりました。食べてみると、カレーのコクと、柔らかいピザの食感が口の中に広がり、優しい気持ちになれました。
淡路島カレーが野菜のコクがあって繊細な味わい。なので、カレーが全面的に押し出されるわけではなく、ピザとバランス良く融合しています。淡路島の大地が脳裏に浮かぶほど、野菜の滋味深さがありますよ。大人からお子さんまで、幅広い層に好かれるピザだと思います。
今回は通常メニューとして注文したのですが、8円ピザで提供する場合にのみトッピングのフライドオニオンは無しになるそうです。
きのことチーズの最強コンビ「フンギ」
最後に食べたのは「フンギ(緑)」。
フンギは“キノコ”を意味しており、定番はキノコをメインにチーズでシンプルに仕上げたピザ。お店にはバジルをたっぷり使用した「フンギ(緑)」のほかに、バリエーションとしてトマトソースの「フンギ(赤)」もありました。
キノコの豊かな風味とバジルの香りがとても相性よく、とてもおいしいです。バジルによってチーズの風味が引き立てられ、それまでのピザよりもチーズの味わいを豊かに楽しめました。
キノコがたくさん乗っているのがうれしいです。きのことチーズの風味の組み合わせはハマると止まらないですね。ビールというより白ワインが飲みたくなる、女性が好きであること間違いなしのピザでした。
ビールは「カールスバーグ」の樽生
ちなみに、生ビールは「カールスバーグ」。カールスバーグを樽生で扱っているところも珍しいですよね。最初のひとくちにビールらしいキリッとした主張を感じますが、後味はスッキリ。どんどん進むのでピザのおともに最高!
8円だとあなどるべからず!普通以上に激ウマ!
ざっと3種を食べましたが、語ってきたようにとてもおいしくて驚くほどでした! 「8円で提供できるくらいだから、それほどでもないのかな……」と勝手に想像してしまうかもしれませんが、うれしい返りうちにあうはずですよ。
焼き立てアツアツ、薄いのにもちもちふわふわ、耳はカリッ。このレベルのピザなら8円でなくても十分満足できます。キャンペーンの日ならずともピザ好きの人は要チェックですよ。
「8」が付く日、狙い目は遅い時間帯
とはいえ、みなさんが狙うであろうは、8円キャンペーンを実施する“8”が付く日でしょう。
やはり開店時刻の18時ごろが一番混みあうらしく、場合によっては行列ができているそう。並びたくないのであれば21時以降など時間をずらしてみると、意外にスッと入れるかもしれないとお店の人が教えてくれました。
ところで、キャンペーンの日限定とはいえ、クオリティ高いピザを8円で提供して大丈夫か、という疑問があるかもしれません。聞いてみたところ、そんなに大丈夫ではないそうで、かなりがんばって勉強していると(笑)。
88ピザ部は創業者が「ピザが好き」という思いで2014年にスタート。“8”という数字に思い入れがあり、オープン日は8月8日でした。当初はキャンペーンもやっていなかったのですが、1周年を記念して「8が付く日にはピザ88円」を実施することに。2016年には、めでたく2周年を迎えたので、さらに思い切って88円を8円に改めたそうです。
8円も88円もどちらも安くて驚きですけど……。そんなに勉強していて大丈夫? と他人事ながら記者も思いましたが、現在は湯島にある2号店も1周年を迎え、評判は上々のようです。
ピザ食べ放題&ワイン飲み放題1706円
実はオトクにピザを食べられるのは“8”が付く日だけではないのです。88ピザ部は食べ放題、飲み放題をやっていて、そちらも激安。
予約限定で、対象のピザ食べ放題+ワイン飲み放題で、90分なら1706円、120分なら2030円。
ピザを何枚も食べられてワインも好きなだけ飲めてこの値段って安すぎないですか! 利用者は平均一人3枚程度ピザを食べているそうですよ。記者も再訪して自分へのご褒美に好きなだけピザを食べたい!! ボーノ、ボーノ。
「88ピザ部」(錦糸町店)
・住所:東京都墨田区江東橋3-3-4 江東橋スクエアビル2階
・営業時間:月-木18時~翌2時/金土18時~翌5時
※日・祝定休日
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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