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iPhone&スマホのオーディオを高音質化する! 第1回

iPhoneの音楽をいい音で聴ける1万円台ヘッドフォン/イヤフォンを買う!

2017年03月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 進学や就職など、新生活がスタートする春の季節が到来。気分を一新するためにも、身の回りの小物を買い換えようとしている人も少なくないだろう。

 そこでぜひ検討してほしいのが、屋外での音楽鑑賞のグレードアップ。最近はiPhoneを含むスマホを使った音楽再生スタイルが主流になっているので、今回はスマホをメインとしたグレードアップを紹介したい。具体的には、BluetoothやLightning端子を利用するイヤフォン/ヘッドフォンの買い替えだ。

今、BluetoothやLightning接続型の
ヘッドフォン/イヤフォンが増えてる!

アップルの「AirPods」が人気だが……

アップルの「AirPods」が人気だが……

 スマホでの音楽再生では、イヤフォンやヘッドフォンの交換がグレードアップの基本となるだろう。

 イヤフォンやヘッドフォンはステレオミニ端子を使ったアナログ接続が一般的だが、今は新たな勢力に注目が集まってきている。

 そのきっかけと言えるのが、2016年に発売されたiPhone 7/7 Plusがヘッドフォン出力端子を廃止したこと。ステレオミニ端子のヘッドフォンを直接接続できないのだ。

 Lightning端子に接続してステレオミニ端子に変換するアダプターも付属しているので、今まで使っていたイヤフォンなどが使えないわけではないが、決してスマートとは言いにくい。マニアックなことを言えば音質も決してよくない。

 ここで注目を集めはじめたのが、Bluetoothを採用したワイヤレスのヘッドフォン/イヤフォンだ。

 もともとは激しく身体を動かすことが多いスポーツ向けモデルとして登場しはじめたが、ここ最近の音質向上などもあり音楽鑑賞向けのモデルも登場してきている。

 もっとも有名なところでは、アップルで発売されている「AirPods」(実売価格 1万8000円前後)だろう。Bluetooth対応で左右のハウジングの間の配線も不要な完全ワイヤレスのモデルだ。

 もちろん、基本となる音声伝送は「SBC」という10年以上昔の古いコーデックであり、音質という点では有線接続の方が優位。しかし、BluetoothのレシーバーICの進歩でSBCでもかなり音質がよくなっているし、「AAC」や「Apt-X」「LDAC」といったSBCよりも高音質なコーデックに対応した機種も増えてきている。

 屋外で気軽に使うならば、ワイヤレスが今後の主流になるだろう。というわけでは、まずは筆者がおすすめするワイヤレスタイプのイヤフォン/ヘッドフォンを紹介しよう。

左右連結タイプだから紛失防止にもなる!?
オンキヨー「E200BT」

オンキヨーの「E200BT」。コンパクトなカナル型のハウジングがケーブルがつながれており、リモコンやバッテリーが外部に独立している

オンキヨーの「E200BT」。コンパクトなカナル型のハウジングがケーブルがつながれており、リモコンやバッテリーが外部に独立している

 最初に言ってしまうと、筆者はまだイヤフォンタイプのワイヤレスモデルの音質については懐疑的だ。

 Bluetoothでワイヤレス伝送をするということは、Bluetooth通信のためのレシーバーICが必要になるし、デジタル信号をアナログ信号に変換するDACチップも必要。

 厳密に言えば、アナログ信号を増幅するアンプ回路も備える必要がある。これだけの電気回路をコンパクトなイヤフォンのハウジングに収納するのはなかなか大変だと思う。

 実際、上述した回路群は1チップ化されていて小型化は実現できているが、音質的な犠牲を感じることが少なくない。こうしたワイヤレスのイヤフォンタイプで音質も優れたモデルは数万円とやや高価になりがちだ。

 とはいえ、屋外で使うならばコンパクトで軽快なイヤフォンタイプが便利なことも確かなので、比較的安価なモデルから音質的にも満足できるモデルを吟味してみた。

 そのモデルがオンキヨーの「E200BT」(実売価格 1万円前後)だ。

E200BTのハウジング部。アルミ製のハウジングはかなりコンパクトな形状で、耳の中にすっぽりと収まり、装着感も良好だ

E200BTのハウジング部。アルミ製のハウジングはかなりコンパクトな形状で、耳の中にすっぽりと収まり、装着感も良好だ

E200BTのリモコン部。3ボタンタイプとなっており、音楽再生のほか、通話開始/終了操作なども可能。背面にはマイクがある。microUSB端子は充電用端子だ

E200BTのリモコン部。3ボタンタイプとなっており、音楽再生のほか、通話開始/終了操作なども可能。背面にはマイクがある。microUSB端子は充電用端子だ

 本機はカナル型のモデルで、左右のハウジングはケーブルでつながれたタイプだ。最近流行の完全ワイヤレスではないが、首にかける感じで装着できるのでわずらわしさはない。

 そして、イヤフォンを外す必要があるときに、そのまま首にかけておけるのでいちいちポケットにしまう必要もなく、紛失の心配も少ない。

 使用するドライバーは8.6mm口径のユニットで、ハウジングはアルミ製として振動に強い構造を採用。耳に音を伝えるノズル形状を楕円形とすることで、音質的なバランスもチューニングしている。

 また、左右のハウジングをつなぐケーブルはツイストケーブルとして外部からの電磁ノイズの影響を低減しているという。カラーはブラックとホワイトの2色だ。

E200BTのバッテリー部。ちょうど首の後ろ側あたりにくるので邪魔になりにくい。大容量で、長時間の再生が可能だ

E200BTのバッテリー部。ちょうど首の後ろ側あたりにくるので邪魔になりにくい。大容量で、長時間の再生が可能だ

 バッテリーをハウジング外に独立させたことで大容量化が可能となっており、音楽再生時最大8時間のバッテリー寿命を実現している(充電時間は約2時間)。

解像感の高い音が特徴的

 その音は解像感の高いクリアなもので、軽快でスピード感のある再生が楽しめた。クラシックでは低音がややタイトに感じるが、多数の楽器の音をきめ細かく再現できるし、ホールの空間の響きなども広がり豊かに表現する。

 ボーカル曲も声の質感が緻密で高音の伸びや声を張った感じまでよく伝わる。解像感の高い再現だが、細身になりすぎることもなくナチュラルな音にまとまっている。

 Bluetoothのワイヤレスでも情報量がしっかりと得られるのは立派で、CD音源や圧縮音源ならば不満を感じることはないだろう。

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